【4人に1人が未加入】自動車任意保険に入るべき理由を解説【自動車保険は2種類有り】

自動車整備士のミズコが

・自動車保険の加入率の現状
・自動車任意保険に入るべき理由
・自動車任意保険のお得な入り方

これらを解説していきます。

自動車保険の種類

自動車保険には「自賠責保険(強制保険)」「任意保険」の2種類があります。

自賠責保険(強制保険)とは?

自賠責保険は強制保険とも呼ばれています。

自賠責保険は正式には、自動車損害賠償責任保険と言います。

強制保険と言われる理由は、車検時に強制的に加入することになっているためです。

加入した覚えがない人でも、車検切れにさえなっていなければ加入しています。

自賠責保険の保険料の違い

自賠責保険はどこの保険会社で加入しても保険料は一律で変わりません。

一方で任意保険は保険会社が独自に保険料を設定している為、加入する保険で大きく金額が異なります。

任意保険とは?

任意保険とは、自動車の運転者が任意で加入する保険です。

運転者が、保険会社へ申込みをして、各々加入する必要があります。

任意保険の保険料の違い

任意保険の保険料は、加入する保険会社によって条件・価格が異なり、比較して検討する必要があります。

代理店型・ダイレクト型など加入の仕方も複数あります。

自動車保険の加入率の現状

自賠責保険(強制保険)の加入率

自賠責保険(強制保険)の加入率は、100%、ではなく99.7%程度となっています。

なぜ、100%では無いのかというと、車検切れ状態で走行している車が日本全国で0.3%前後存在しているためです。

任意保険の加入率

こちらは任意なため、強制保険に比べるとかなり低い数値となっています。

自動車保険 都道府県別加入率 (2021年3月末データ)

上のリンクが情報元です。

全国平均で対人保証加入率が 75.1%

全国平均で対物保証加入率が 75.3%

全国平均では4人に1人は任意保険に加入していない状態です。

任意保険加入率の地域差

任意保険加入率は都市部と郊外かで大きく差があります。

比較的車が多い都市部では加入率が高くなっており、郊外では低い傾向にあります。

特筆して高い・低い地域のみ抜粋しましたので、お住まいの地域の加入率は上のリンク先に情報がありますので、ぜひ御覧ください。

任意保険加入率の高い地域

これらの都道府県は加入率80%代で全国平均以上の加入率です。

  1. 神奈川県
  2. 愛知県
  3. 京都府
  4. 大阪府

これらの地域では約5人に1人が任意保険未加入状態です。

任意保険加入率が低い地域

これらの都道府県は加入率50%代で加入率が低い地域です。

  1. 島根県
  2. 沖縄県

これらの地域では約2人に1人が任意保険未加入状態です。

自動車任意保険に入るべき理由

自賠責保険だけだと保証が足りない!

自賠責保険の保証内容

  • 被害者の治療費や慰謝料は1名につき最大120万円
  • 後遺症に対する賠償金・常時介護が必要な場合1名につき最大4000万円
  • 後遺症に対する賠償金・随時介護が必要な場合1名につき最大3000万円
  • 死亡時の賠償金・1名につき最大3000万円
  • 対物保証・一切なし

これらとなります。

対物保証は一切ありません

かつ、対人保証も不十分なもので超過してしまう可能性も十分あります。

つまり、高額賠償請求に対応出来ないんです。

示談交渉を保険会社に任せる事ができる

事故が起こった場合、10対0などの分かりやすい事故だけでは無く、過失割合というお互いの過失を争う事があります。

その時に任意保険に加入している場合、これらの交渉を基本的には保険会社に任せる事ができます。

任意保険に加入していない場合、これらの交渉・事故後の手続き・事後処理を全て自分で行う必要があります。

対物保証が一切付いていない

自賠責保険は、人に対する保証は付いていますが、物に対する保証は一切ついていません

「だれかの車にぶつけてしまった」「店舗に突っ込んでしまった」等でかかった費用は全て自己負担する必要があります。

費用を自己負担した上で、これらの交渉・手続き・相手方との示談を全て自分で行う必要があります。

自動車任意保険の主な種類

自動車保険には主に2種類の入り方があります。

  • 代理店型自動車保険
  • ダイレクト型自動車保険

この2種類となります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

代理店型自動車保険

代理店型自動車保険とは、保険代理店から保険商品を買うタイプの自動車保険です。

「保険の窓口」「ディーラーの営業担当」「保険営業マンが訪問売る」このように対面で担当者から加入するのが特徴です。

代理店型自動車保険のメリット

対面で相談できることが主なメリットです。

  • 対面で相談しながら保険商品を決めることが出来る
  • 手続き部分を行ってくれるので楽
  • 担当者から自動車保険以外のクルマのアドバイス等を受けることが出来る
  • 保険更新時期の案内など行ってくれる

これらの対面で相談しながら決めることが出来て、更新の案内など細やかなサービス部分を行ってもらえる事がメリットです。

代理店型自動車保険のデメリット

メリットは人からサービスを受けられることですが、デメリットも説明します。

  • ダイレクト自動車保険よりも価格が高額になる
  • 担当者の知識レベル・接客レベルによりサービスの質が大きく異なってくる
  • 不要な保証をつけられることがある
  • 保険の話をするために相手と時間を合わせなければならない

これらが代理店型自動車保険のデメリットになります。

担当者のレベルにより、保険更新時に保証内容の説明がなく「そのままの内容でいいですか?」しか聞かないなど起こりえます。

自分が入っている保険がどこまで保証されるのか理解できていれば良いのですが、保証内容を理解せず「入っているから安心」状態だと思わぬ事態になります。

きちんと保証内容は聞くようにしましょう。

ダイレクト型自動車保険

ダイレクト型自動車保険とは、インターネットを経由して保険会社から直接保険商品を買うタイプの自動車保険です。

保険会社から直接買う 直接=ダイレクト型という事です。

保険代理店を経由しません。

インターネットを使って加入するため、人を介さないのが特徴です。

ダイレクト型自動車保険のメリット

インターネットを介して加入するのが特徴なのでメリットもこのようになります。

  • 代理店型自動車保険よりも保険料がかなり割安になりやすい
  • インターネットを通していつでも見積りが取れることにより金額が明瞭
  • 画面を見ながらじっくりと考えて決めることが出来る
  • 説明不足な代理店型自動車保険の説明よりも画面が分かりやすい
  • 電話や会話が不要

これらがメリットになります。

対面では無い分、自分でじっくりと考えながら自分に必要な保険を吟味できます。

また、画面もしっかりと作り込まれていて、画面を見ながら説明を見れるので、下手な保険担当者に聞くよりもよっぽどわかりやすいです。

ダイレクト型自動車保険のデメリット

デメリットもインターネットを経由して加入する分、その要素が出てきます。

  • インターネット環境が必須
  • 保険の契約・内容の選定を自分で行わなければならない
  • 不適切な保証を選んでしまう可能性もある(対人・対物無制限ではないなど)

自分で保険商品を選ぶため、知識のある人だったら当たり前の「対人対物無制限」以外を選んでしまったとして、だれも指摘してくれません。

ただし、保証内容を選ぶための情報はページに記載されているのでしっかり読み込んで必要な保証は金額が上がってもつけるようにしましょう。

この保証をつけるといくらになるかなど、代理店型だと何度も聞きづらいですが画面上で何度も再計算できるので保証内容と金額の変化については代理店型よりも遥かに分かりやすいです。

インターネットを使えないと加入出来ないので、ITに弱い傾向のあるご高齢の方などは入りにくい保険です。

お得な保険の入り方 知識があるのならダイレクト型一択です

ダイレクト型自動車保険って保証は大丈夫なの?

ダイレクト型自動車保険も代理店型自動車保険も基本的な保証は全く変わりません

ダイレクト型で入っても、代理店型で入っても事故発生時に保証をしてくれるのは保険会社です。

代理店がお金を出したりすることはありません。

ダイレクト型で入っても、代理店型で入っても事故発生時に連絡するのは保険会社です。

事故対応をするのも保険会社ですので、代理店は特になにもしません。

自動車保険は比較が必須です

任意保険は保険会社によって、保証内容や年齢条件の幅等で価格が変わってきます。

別々の会社が、それぞれ設定しているので当たり前と言えば当たり前ですが、比べて数千円変わるのも珍しくありません。

私自身も、代理店型からダイレクト型に乗り換えたときには保証内容を厚くしたにも関わらず数万円安くなりました。

保険一括比較サイトインズウェブを使うと楽に見積り可能です

ダイレクト型自動車保険を比較しようと思うと、結構面倒なものです。

そこで一括比較サイトインズウェブを使うと、楽に見積り取得が出来ます。

大手保険会社のダイレクト型自動車保険から一括で見積りが取得できます。

私自身もインズウェブ経由で「セゾン自動車火災保険」が運営する「おとなの自動車保険」に乗り換えました。

ダイレクト型自動車保険一括比較サイト・インズウェブ(外部リンク)

年齢条件や運転者限定がそれぞれ違うのでお得な保険会社は人によって変わるので一括比較サイトがオススメです。

一括比較サイトを使う前に用意するもの

一括比較サイトを利用する前にこれらを用意しましょう。

  • 車検証
  • 運転免許証
  • 現在の任意保険証書
  • メールアドレス
  • インターネット環境

上記が必要です。

ダイレクト型自動車保険一括比較サイト・インズウェブ(外部リンク)

上のリンクよりこれらの情報を入力すると、メールアドレスや住所宛に各保険会社のお見積りと仮ログインIDが発行されて金額を確認することが出来ます。

自動車保険の見直しは一度行ってしまえばずっと節約効果が続くので非常にコスパの良い節約になります。

任意保険に入っていない人へ

任意保険に入らないということは、人生を一撃で破綻させるリスクがある状態で運転するという事です。

入らない理由が、「お金がもったいない」ということでしたら、最低でもダイレクト型自動車保険の「対人・対物無制限」だけは入りましょう。

代理店型よりは大分安く入れます。

自分の車をぶつけて自分のクルマが壊れた場合、最大の損失は「自分のクルマが廃車になる」です。

せいぜい、数百万円ですので人生が破綻することはありません。

人を跳ねて死亡させてしまった場合の最大損失は相手の年齢や職業によって変わってきますが数億円となります。

もし、財力が数億円以上あって余裕で支払える財力があれば良いですが、多くの人の人生を破綻させてしまう威力のある金額です。

道路への飛び込みなど、予測不可能・回避不可能な状態でも日本の交通ルールでは歩行者を跳ねてしまった場合、自動車側の過失となります。

任意保険には入ることを強くオススメ致します。

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