こちらの記事ではタイヤの情報の確認の仕方をまとめています
・タイヤ購入時のサイズ確認
・タイヤ交換の時期の検討用
これらにご活用下さい!
タイヤサイズの確認の仕方
タイヤの側面を見てみよう!
タイヤの側面にはいろいろな情報が表示されています。
- タイヤメーカー名
- タイヤブランド名
- タイヤサイズ
- タイヤ製造年
これらが表示されています!
今ついているタイヤはいつのタイヤ?
実はタイヤに書いてある!表示の読み方
タイヤには
- タイヤ製造年
- タイヤ製造週
これらが記載されています。
タイヤを見ると長丸に囲まれた窪みがあります。
そこの末尾4桁が製造年と製造週になります。
- 末尾2桁が製造年
- 前2桁が製造週
このようになっています。
例を出して解説します。
私のフィットのタイヤ製造年
私のフィットのタイヤの場合
- 17→2017年製造
- 16→16週目→4月の終わり頃
2017年の4月製造だということが読み取れます。
妻のラパンのタイヤの場合
同じ手順で妻のラパンのタイヤも見てみましょう。
ラパンのタイヤの場合
- 13→2013年製造
- 39→39週目→9月の終わり頃
2013年の9月製造だということが読み取れます。
タイヤの使用期限?いつまで使えるの?
一般にタイヤ使用期限は、明確に決まっていません。
しかし多くのタイヤメーカーがこのような基準で交換時期を定めています。
時間経過による交換時期
- 5年以上経過でタイヤの定期的な点検が必要
- 10年以上経過で交換推奨
このような基準になっています。
タイヤは保管状態や乗り方で大きく劣化が変わります。
- 紫外線があたる環境か(ガレージ保管だと長持ち)
- 雨があたる環境か(カーポートやガレージだと長持ち)
- 空気圧点検をこまめにしているか(空気圧が低いと変形が多くなり劣化進行)
過酷な環境や管理状態だと5年ほどで使えなくなってしまいますが、良い環境だと長持ちします。
保管場所は改善が難しいかと思います
空気圧の点検はこまめにしましょう!
摩耗による交換基準
劣化による基準は上の基準ですが、摩耗による基準もあります。
このような基準になっています。
- 夏タイヤの場合残り溝が4mmが限界
- スタッドレスタイヤの場合50%摩耗で限界
また、タイヤの溝が1.6mm以下だと違法になります。
違法改造車となりますので、1.6mmに達する前には必ず交換して下さい。
摩耗でタイヤ交換する人はめっきり減りました
多くの方が劣化で交換します
タイヤサイズの数字の意味
フィットのタイヤを例に見てみましょう。
このような記載があります。
185/55R16 83V
これらがそれぞれ何を示しているかというと、、、
- 185→タイヤ幅
- 55→扁平率
- R→ラジアルタイヤ
- 16→タイヤの内径
- 83→ロードインデックス
- V→速度記号
これらの6個の情報が記載されています。
それぞれ解説します!
タイヤ幅(単位・mm)
タイヤの幅の事です。
クルマを横から見た時のタイヤの奥行き。
クルマを前から見た時のタイヤの幅です。
185/55R16 83V
この場合のタイヤ幅は185mmという事です。
厳密には違いますが、接地面の幅という意味でも間違いないです
リムガードやタイヤ側面の膨らみは含まれない為、銘柄を変えると出っ張り量が増えることあるでツラツラ(タイヤがフェンダーから出ないギリギリ)を狙う時ははみ出ないように注意です
扁平率(単位・%)
タイヤとホイールを含めてのタイヤの厚みの部分の割合を扁平率(へんぺいりつ)と表記します。
- 数値が小さいほどタイヤが薄くなる
- 数値が大きいほどタイヤが厚くなる
この認識で大丈夫です。
正確には
扁平率(%)=(タイヤの断面高さ÷タイヤの断面幅)×100
この式で求められます。
185/55R16 83V
扁平率は55のタイヤという事です。
タイヤの構造(アルファベット表示)
タイヤの構造がアルファベット表記で入ります。
Rとはラジアルタイヤの事です。
現在の乗用車用のタイヤはほとんどすべてラジアルタイヤです。
タイヤの構造には
- バイアスタイヤ
- ラジアルタイヤ
この2種類があります。
バイアスタイヤが比較的安価に作れるため、産業車両・建築車両等に使われています。
ラジアルタイヤはバイアスタイヤより遅れること約60年後に発明されたタイヤです。
ラジアルタイヤは高い性能を発揮するため現在の乗用車用タイヤはラジアルタイヤです。
185/55R16 83V
ラジアルタイヤという意味になります。
乗用車である限り基本的にはRの文字が入ります
タイヤの構造という表記ですが基本すべてRです
タイヤの内径(単位・インチ)
タイヤの内径を指します。
ホイールのサイズとも言えます。
単位はインチです。
185/55R16 83V
16インチの内径のタイヤ、16インチの外形のホイール対応のタイヤという事です。
ロードインデックス(単位・指数)
タイヤがどの程度の重さまで耐えられるかの指数です。
それぞれの指数に対応する負荷能力(kg)が決まっています。
- 負荷能力対応一覧
- 数値 負荷能力(kg)
62 265
63 272
64 280
65 290
66 300
67 307
68 315
69 325
70 335
71 345
72 355
73 365
74 375
75 387
76 400
77 412
78 425
79 437
80 450
81 462
82 475
83 487
84 500
85 515
86 530
87 545
88 560
89 580
90 600
91 615
92 630
93 650
94 670
95 690
96 710
97 730
98 750
99 775
100 800
101 825
102 850
103 875
104 900
105 925
106 950
107 975
108 1000
109 1030
110 1060
111 1090
112 1120
113 1150
114 1180
115 1215
116 1250
117 1285
118 1320
119 1360
120 1400
121 1450
このように、数値の大小により受けられる荷重の大きさが変わってきます。
185/55R16 83V
負荷能力が487kgまでのタイヤという意味です。
意味を知っているだけで大丈夫です!
もともとの数値より極端に小さくならなければ問題ありません
速度記号(アルファベット表示)
速度記号は、タイヤが耐えられる最高速度がアルファベット表記で記載されています。
- 速度記号毎の対応速度
- 記号 最高速度(km/h)
L 120
N 140
Q 160
R 170
S 180
T 190
H 210
V 240
W 270
Y 300
フィットのタイヤの場合
185/55R16 83V
Vは最高速度240km/hまでのタイヤという事です。
タイヤの銘柄とラベリング制度
少燃費タイヤと通常タイヤの見分け方
新品タイヤを選ぶ時に気にしてほしいのが、ラベリング制度の性能ランクです。
少燃費タイヤの場合のラベル
少燃費タイヤに該当しない場合のラベル
ラベルの意味合い
ラベルの上段が転がり抵抗ランクを表示しています。
ラベルの下段がウェットグリップ性能を表示しています。
- 転がり抵抗ランクが高いと燃費が伸びやすい
- ウェットグリップ性能が高いと雨の日に滑りにくい
少燃費タイヤに該当するのは
- 転がり抵抗ランクがA以上
- ウェットグリップ性能がd以上
このようになります。
転がり抵抗とウェットグリップ性能は相反する性能です。
- 転がり抵抗が良くなると、ウェットグリップ性能は悪くなりがち。
- ウェットグリップ性能が良くなると、転がり抵抗は悪くなりがち。
このような関係にあります。
相反する性能を共に高くしようとすると価格面は高くなりがちです!
各タイヤメーカーが、溝の入れ方やゴムそのものの配合等改良を加えて競争しています!
フィットのタイヤラベルを調べてみる
フィットのタイヤを確認してみます。
側面から読み取れる情報で
- メーカーはダンロップ
- ブランドはルマン5
- サイズは185/55R16 83V
これらが読み取れます。
参考価格は下記から
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タイヤは同じブランドでもサイズによってラベリング制度の性能が変わってきます。
ダンロップホームページで「ルマン5の185/55R16 83V」を確認すると、、、
- 転がり抵抗ランクは「AA」
- ウェットグリップ性能は「B」
これらが確認出来ました。
今のタイヤのラベリングが確認出来れば、次のタイヤの性能を検討する時の参考になります。
ここまで確認できれば予算とランクで次のタイヤが選びやすくなりますね!
劣化したタイヤに比べればどれも性能は上がる事が多いですが、基本性能は高いほうがオススメです!
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