このクルマの
・魅力
・実用性
・使ってみての実燃費
・買う時の心構えこれらを解説していきます!
GP4フィットハイブリッドRS・6MTってどんなクルマ?
2012年(平成24年)に、2代目フィットのマイナーチェンジが行われました。
そこで、後期型として追加されたモデルが、フィットハイブリッドRSというモデルです。
型式はGP4
排気量は1.5L(1496cc)+ハイブリッドモータ
変速機は6速MT又はCVT
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車です。
前期型には存在せず、後期型には存在する、そんなモデルです。
前期型までのフィットハイブリッドは1.3LのCVTモデルのみ(型式・GP1)でした。
GP1にはMTモデルはありません。
マイナーチェンジの時に、「ハイブリッド・RS」グレードのGP4が追加され、「CVT」モデルの他に「6MT」モデルがラインナップされました。
車両本体価格は196万円でした。
項目 | フィットハイブリッドRS・6MT(GP4) |
---|---|
発売時期 | 2012年(平成24年) |
世代 | 2代目フィット後期型 |
型式 | GP4 |
排気量 | 1.5L (1496cc) + ハイブリッドモータ |
変速機 | 6速MTまたはCVT |
駆動方式 | FF (フロントエンジン・フロントドライブ) |
車両本体価格 | 196万円 |
生産終了 | 2013年8月 |
2013年8月に生産終了しており、新車で購入することは出来ません。
フィットハイブリッドRS・6MTとは、2代目フィットの後期型のみに存在する、ハイブリッド車なのにMT車というちょっと特性が面白いクルマになります。
GP4のハイブリッドシステム
フィットハイブリッドRSはエンジン+モーターで走行します。
IMAというハイブリッドシステムです。
フィットハイブリッドRSはエンジンとモーターが同じ軸上に存在します。
システムの特徴
- エンジンとモーターが同軸上にあるため、ガソリン車に乗り慣れている人が乗っても自然な感覚で扱いやすい
- モーターのみの走行が出来ない。同軸上にあるため常に走行中はエンジンが回転する
- このシステムのおかげでマニュアルトランスミッション車を作ることが出来る
- セルモーターが無く、ハイブリッドモーターでエンジン始動するため始動が静か
- IMA(Integrated Motor Assist)について更に詳しくはこちら
- IMA(Integrated Motor Assist)とは、ホンダが開発したハイブリッドシステムで、簡単に言うと、エンジンとモーターが一体化した構造になっています。このシステムは、以下のような特徴を持っています。
- コンパクトな設計: IMAシステムは、エンジンとモーターが同軸上に配置されているため、非常にコンパクトな設計が可能であり、車体のパッケージングに優れています。これにより、燃費性能の向上や車体の軽量化が実現されています。
- 効率的なエネルギー回生: IMAシステムは、エンジンブレーキ時や減速時にモーターを発電機として利用し、エネルギーを回生することができます。これにより、燃費性能が向上し、バッテリーの充電も効率的に行われます。
- スムーズなアシスト機能: IMAシステムは、エンジンとモーターが同軸上にあるため、アシスト時にスムーズにトルクが伝達され、快適な加速性能を実現しています。
- 静かなエンジン始動: セルモーターが無く、ハイブリッドモーターでエンジン始動するため、始動時の音が非常に静かです。これにより、快適な走行環境が提供されます。
一方で、IMAシステムはモーターのみでの走行ができないというデメリットがあります。これは、エンジンとモーターが同軸上にあるため、常に走行中はエンジンが回転してしまうためです。
また、IMAシステムは現在のホンダのeHEVとは全く異なるシステムであり、eHEVは基本的にほとんど全ての状況でモーターで走行し、高速道路などモーターが苦手でエンジンが得意な領域になるとエンジン直結クラッチが結合し、エンジン走行を可能とします。このシステムの構造上、MT車を作ることはできません。
- eHEV(エレクトリック・ハイブリッド・ビークル)について更に詳しくはこちら
- eHEV(エレクトリック・ハイブリッド・ビークル)は、ホンダが開発した新しいハイブリッドシステムで、以下のような特徴を持っています。
- 独自の2モーターハイブリッドシステム: eHEVは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム(i-MMD: Intelligent Multi-Mode Drive)を採用しています。このシステムでは、駆動用モーターと発電用モーターの2つのモーターが搭載されており、高い効率性と静かな走行を実現しています。
- 3つの走行モード: eHEVは、以下の3つの走行モードを自動的に切り替えて最適な状態で走行します。
- EVドライブ: バッテリーの電力で駆動用モーターが直接車輪を駆動し、エンジンを使わずに走行します。
- ハイブリッドドライブ: エンジンで発電用モーターを駆動し、その電力で駆動用モーターが車輪を駆動します。
- エンジンドライブ: 高速道路などでモーターが苦手な領域になると、エンジン直結クラッチが結合し、エンジンが直接車輪を駆動します。
- 高い燃費性能: eHEVは、エンジンとモーターの効率的な組み合わせにより、高い燃費性能を実現しています。また、回生ブレーキにより、減速時にエネルギーを回収し、バッテリーを充電することができます。
- スムーズで静かな走行: eHEVは、モーターでの走行が主体であるため、スムーズで静かな走行が可能です。また、低速域ではモーターのみでの走行ができるため、エンジンの騒音や振動が軽減されます。
しかし、eHEVシステムの構造上、マニュアルトランスミッション車を作ることは難しいとされています。これは、エンジン、モーター、クラッチの関係が複雑であり、マニュアルトランスミッションを適用することが技術的に困難であるためです。そのため、eHEVシステムを採用したホンダ車は、CVTやDCT(デュアルクラッチトランスミッション)などの自動変速機が主に用いられています。
- パワフルな加速性能: eHEVシステムでは、駆動用モーターがトルクフルであるため、瞬発的な加速が可能です。エンジンの出力が不足する場合や急加速が求められる場面では、モーターがアシストし、パワフルな加速性能を発揮します。
- シームレスなシステム切り替え: eHEVは、走行状況に応じて3つの走行モードを自動的に切り替えます。このシステム切り替えは、シームレスでスムーズに行われるため、ドライバーに違和感を与えません。
総合的に見ると、eHEVシステムは、高い燃費性能、スムーズで静かな走行、パワフルな加速性能など、多くの利点を持っています。ただし、マニュアルトランスミッション車の開発が難しいというデメリットがあります。現在、ホンダはこのeHEVシステムを主力のハイブリッド技術として取り入れ、新しいモデルに積極的に採用しています。
eHEVは別物です
現在のホンダのeHEVとは全く異なるシステムです
eHEVは基本的にはほとんど全ての状況でモータで走行し、高速道路などモーターが苦手でエンジンが得意な領域になるとエンジン直結クラッチが結合し、エンジン走行を可能とします
システムの構造上、MT車を作ることは出来ないシステムです
フィットハイブリッドRS・6MTは実用に耐えうるクルマ
現状新車でハイブリッド×MTの組み合わせは存在しません。
フィットハイブリッドRS・6MTは、ベースはもちろんフィットなので実用性は抜群です。
ドアは4枚あるし、乗車定員は5名というものすごく普通な事なのですが、ハイブリッド×MTだと珍しい事なのです。
- ハイブリッドMTについて更に詳しくはこちら
項目 フィットハイブリッドRS・6MT 初代インサイト・5MT CR-Z・6MT 車両型式 GP4 ZE1 ZF1 エンジン排気量 1.5L (1496cc) + モーター 1.0L (995cc) + モーター 1.5L (1496cc) + モーター トランスミッション 6速MT 5速MT 6速MT ドア数 4ドア 2ドア 2ドア 乗車定員 5名 2名 4名 燃費 20.0km/リットル(MT車) 35.0km/リットル 20.6km/リットル(MT車) 車重 1,190kg 820kg 1,160kg 実用性 抜群 イマイチ 普通 ハイブリッドシステム IMA IMA IMA フィットハイブリッドRS・6MTは、実用性とハイブリッド×MTという特性を兼ね備えた唯一の車種です。一方、初代インサイト・5MTは燃費性能が優れていますが、乗車定員が2名で実用性には欠けます。CR-Z・6MTはスポーティなクーペスタイルを持ち、リアシートがあるものの狭いスペースです。
これらの車種は、ハイブリッド技術とマニュアルトランスミッションの組み合わせにより、独自の魅力を持っています。しかし、市場ではハイブリッド×MT車の需要は限定的であり、新車で購入できるモデルは現在存在しません。そのため、これらの車種は中古車市場での取引が主となっています。
フィットハイブリッドRS・6MT以外のハイブリッド×MTのクルマたち
初代インサイト・5MT
インサイトというと、4ドアのハイブリッド専用車を思い浮かべる人が多いと思いますが、初代のインサイトは2ドアのクーペでした。
空力強化の為に、リヤタイヤが覆われており、車重が820kgと超軽量。カタログ燃費はなんと35.0km/リットル。
しかし乗車定員が2名であり、実用性はイマイチ。
クーペタイプが欲しい人は、燃費よりもパワーを求める傾向があるので、流通台数も少ないです。
- 初代インサイトについて更に詳しくはこちら
- 初代インサイト(初代ホンダ・インサイト)は、1999年に発売されたホンダのハイブリッド車です。この車は、当時の新興技術であるハイブリッドシステムを導入し、環境に配慮した先進的なデザインと性能を持っていました。以下、初代インサイトの詳細を紹介します。
- デザインと空力性能: 初代インサイトは、独特な2ドアクーペスタイルで、リアタイヤが覆われるデザインが特徴です。このデザインは空力性能を向上させ、Cd値(空気抵抗係数)を0.25という低い数値に抑えています。これにより、燃費性能が向上しています。
- 軽量化: 車重がわずか820kgという軽量設計が採用されており、アルミニウム製のボディやシャシーが用いられています。この軽量化が燃費向上に寄与しています。
- ハイブリッドシステム: 初代インサイトは、ホンダのIMA(Integrated Motor Assist)システムを採用しています。これは、1.0L VTECエンジンと電気モーターが組み合わされたハイブリッドシステムで、低燃費性能とスムーズな加速を両立しています。カタログ燃費は驚異の35.0km/リットルとなっています。
- 乗車定員と実用性: 初代インサイトは、2シーターのスポーツカー的な設計で、乗車定員が2名です。そのため、実用性は限定的で、主に燃費性能やスタイリングを重視したユーザーに向けたモデルとなっています。
- 生産期間と流通台数: 初代インサイトは1999年から2006年まで生産されていました。生産台数は限られており、現在の中古車市場では流通台数も少ないです。これは、クーペタイプのユーザーがパワーやスポーティさを重視する傾向があるためです。
初代インサイトは、ハイブリッド技術のパイオニアとして、現在のハイブリッド車や電気自動車の発展に貢献したモデルとして評価されています。以下、初代インサイトの詳細について続きを紹介します。
- トランスミッション: 初代インサイトは、5速マニュアルトランスミッション(5MT)が搭載されていました。これにより、運転者はハイブリッドシステムのパワーをより直接的にコントロールでき、スポーツカーのような運転感覚を楽しむことができます。
- 走行性能: ハイブリッドシステムのおかげで、初代インサイトは低速域からトルクが得られるため、街中の走行でもスムーズな加速が得られます。また、軽量化と空力性能の向上により、高速域でも優れた燃費性能が維持されます。
- 安全性: 初代インサイトは、アルミニウム製のボディ構造を採用しており、衝突時の安全性も考慮されています。また、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やエアバッグなどの安全装備も搭載されています。
- 価格と希少性: 初代インサイトは、新車価格が高かったこともあり、生産台数が限られていました。現在の中古車市場では、希少性が高まっており、価格もプレミアムが付いているケースがあります。
- 総評: 初代インサイトは、ハイブリッド技術の草分けとして、現在のエコカーの発展に大きく貢献したモデルです。独特なデザインと高い燃費性能を持ちながら、スポーティな運転感覚も楽しめる2シータークーペとして、現在でも根強い人気があります。ただし、乗車定員が2名であるため、実用性を重視するユーザーには向かないモデルといえるでしょう。
CR−Z・6MT
CR−Zの6MTもハイブリッド×MT車になります。
CR−Zは「シーアールゼィー」と発音します。
こちらも2ドアクーペです。
めちゃ狭いながらリアシートが付いていて、乗車定員は4名です。
フィットハイブリッドRS・6MTと同様のハイブリッドシステムとなっています。
ハイブリッド×MTでドアが4枚なのはフィットハイブリッドRS・6MTだけです。
- CR-Zについて更に詳しくはこちら
- ホンダCR-Zは、2010年から2017年まで生産されたハイブリッドスポーツカーです。CR-Zの特徴として、ハイブリッドシステムとマニュアルトランスミッション(6MT)を組み合わせたことが挙げられます。以下、CR-Zの詳細について説明します。
- デザイン: CR-Zは、2ドアクーペのスタイリッシュなデザインを持ち、若者向けのスポーティなイメージが強調されています。また、低いボンネットラインとワイドなフェンダーが特徴的な外観を与えています。
- エンジン: CR-Zには、1.5リットルSOHC i-VTECエンジンが搭載されており、114馬力を発揮します。さらに、IMA(Integrated Motor Assist)ハイブリッドシステムのモーターが14馬力を追加し、合計で128馬力の出力が得られます。
- ハイブリッドシステム: CR-Zは、フィットハイブリッドRS 6MTと同様のIMAハイブリッドシステムを採用しています。これにより、低速域でのトルクアシストや燃費性能の向上が図られています。
- トランスミッション: CR-Zの大きな特徴として、6速マニュアルトランスミッション(6MT)が搭載されていることが挙げられます。これにより、運転者はハイブリッドシステムのパワーをより直接的にコントロールし、スポーツカーのような運転感覚を楽しむことができます。
- 実用性: CR-Zは2ドアクーペでありながら、後部に狭いリアシートが設けられており、乗車定員は4名です。しかし、リアシートは非常に狭く、大人が長時間座るのには適していません。荷室も限られており、実用性はやや低いと言われています。
- 燃費性能: CR-Zは、カタログ燃費が23.0km/L(6MT)と、スポーツカーとしては比較的優れた燃費性能を持っています。ただし、実際の走行状況によって燃費が変動するため、実際の燃費がカタログ値と同じであることは稀です。また、運転スタイルや環境条件によっても燃費が大きく変わることがあります。
- 走行性能: CR-Zは、運転者がスポーツカーのような走行体験を楽しむことができるように設計されています。ハイブリッドシステムと6MTの組み合わせにより、加速性能やハンドリングに優れています。また、スポーツモードやエコモードを選択することで、運転者の好みに合わせた走行性能を楽しむことができます。
- 装備・オプション: CR-Zには、エアコン、オーディオシステム、ナビゲーションシステムなど、現代のクルマに求められる機能が搭載されています。また、オプションとして、アルミホイールや専用ボディキットなど、外観をカスタマイズするパーツも用意されています。
- セーフティ: CR-Zは、ホンダのアドバンスト・コンパチビリティ・エンジニアリング(ACE)ボディ構造を採用し、衝突時の安全性を高めています。また、車両安定補助システム(VSA)、ABS、エアバッグなどの安全装備も搭載されています。
- 価格帯: ホンダCR-Zの価格は、当時新車で約240万円から280万円でした。現在は中古市場で取引されており、価格は車両の状態や走行距離によって変動します。
総じて、ホンダCR-Zは、ハイブリッドとマニュアルトランスミッションを組み合わせたスポーティな2ドアクーペです。実用性はやや低いものの、運転を楽しむことができるクルマとして人気があります。
フィットハイブリッドRSの走りの愉しさ
1.5Lエンジン×ハイブリッドモーターの実力
フィットハイブリッドRSは2000回転程度の低回転領域は2000ccクラスと同程度のトルクを発生。
高回転域では1500ccクラスの伸びやかな加速をします。
エンジン・モーターのパワー
動力発生源 | 最高出力 | 最大トルク |
エンジン | 84kW[114PS]/6,000rpm | 144N・m[14.7kgf・m]/4,800rpm |
モーター | 10kW[14PS]/1,500rpm | 78N・m[8.0kgf・m]/1,000rpm |
※表はスライド出来ます
エンジンは高速回転で出力が上がる特性があり
モーターは低速回転で出力が上がります!
走行状況に応じて知能的にバルブの開度を切り替えるiVTECエンジン。
このエンジンは最高出力回転が6000回転、最大トルクが4800回転となっています。
組み合わさるモーターは最高出力1500回転、最大トルクが1000回転となっています。
賛否が分かれる部分ではあります!
私は普段使いの多人数乗車からちょっとスポーティに1人で走りたい時までカバーできるこの特性は大好きです!
- 走行特性について更に詳しくはこちら
- フィットハイブリッドRSの走行性能は、エンジンとモーターの相互補完によって実現されています。1.5Lエンジンとハイブリッドモーターが連携して、効率的で快適な走りを提供しています。
- 低回転域のトルク特性: フィットハイブリッドRSの低回転域では、モーターがその瞬間的なトルクを発揮して、2000ccクラスの車と同等の加速性能を提供します。これにより、街中の加速や登坂時のパワーが十分に発揮されるため、ストレスなく運転することができます。
- 高回転域のパワー特性: 高回転域では、1.5Lエンジンが力を発揮し、1500ccクラスの車に匹敵する伸びやかな加速性能を実現しています。エンジンは高回転域でより高い出力を発揮するため、高速道路などでの加速や追い越し時にも安心して運転できます。
- エンジンとモーターの連携: フィットハイブリッドRSのエンジンとモーターは、それぞれの特性を活かして連携して動作します。低回転域ではモーターがトルクを発揮し、高回転域ではエンジンがパワーを提供することで、幅広い速度域で快適な走行が可能です。
- 燃費性能: ハイブリッドシステムは、エンジンとモーターの組み合わせにより、燃費性能も向上しています。エンジンとモーターが適切に連携し、エネルギーを効率的に利用することで、高い燃費性能を実現しています。
- トランスミッション: フィットハイブリッドRSでは、6MTが採用されており、運転者が走行性能をよりダイレクトにコントロールできます。MTを搭載したハイブリッド車は珍しく、運転の楽しさを追求したい人にとって魅力的な選択肢です。
総じて、フィットハイブリッドRSは、1.5Lエンジンとハイブリッドモーターの組み合わせが、快適な走行性能と高い燃費性能を両立させています。さらに、6MTを採用することで、運転者は運転の楽しさを最大限に引き出すことができます。
- スポーツモード: フィットハイブリッドRSには、スポーツモードが搭載されています。このモードでは、エンジンとモーターの特性が最適化され、よりスポーティな走行が可能になります。アクセルレスポンスが向上し、コーナリング性能も高まるため、よりダイナミックな走りを楽しむことができます。
- サスペンション: フィットハイブリッドRSは、サスペンションのチューニングも行われており、しなやかで安定した乗り心地を提供しています。これにより、市街地から高速道路まで、幅広いシーンで快適な走行を実現しています。
- ブレーキ性能: ハイブリッドシステムの特性を活かし、回生ブレーキを採用することで、ブレーキ性能も向上しています。回生ブレーキは、ブレーキング時に発生するエネルギーを回収し、バッテリーに蓄えることで、燃費性能を向上させるだけでなく、ブレーキング力も高めています。
これらの特徴により、フィットハイブリッドRSは、走行性能、燃費性能、快適性、安全性など、あらゆる面で優れたクルマとなっています。MTが搭載されたハイブリッド車として、運転の楽しさを追求する人にピッタリの一台です。
ポジティブな意見 | ネガティブな意見 |
モーターアシストがあるため低速が非常に豊か、発進加速もパワフルでエンストしにくい。クラス以上の加速感。 | モーターアシストがあるため、何速でも走れてしまう。自分で最適なギヤを選択して走らせる「操る愉しみ」が薄い。 |
ハイブリッド+モーターは多人数乗車から、ちょっとしたドライブにも使える。ありとあやゆる場面に対応できてまさに「フィット」 | 何がしたいのかわからない。燃費重視なら1.3LのCVTがあるし、走る愉しみならガソリンRSもある。燃費と走りどちら? |
※表はスライド出来ます
私も納車直後は、「何速で走ってやれば最も良いんだ!?」の感覚はありました
ハイブリッドモーターシステムを「使いこなす愉しみ」があるので、より深いクルマへの理解が必要で、それはそれで好きです!
- ポジティブな意見とネガティブな意見について更に詳しくはこちら
- ポジティブな意見とネガティブな意見について、さらに詳しく説明します。
ポジティブな意見:
- 豊かな低速性能: モーターアシストがあるため、低速域でのトルクが豊かで、発進加速がパワフルでエンストしにくい。これにより、クラス以上の加速感を体験できます。
- 多目的性: ハイブリッド+モーターの組み合わせにより、多人数乗車からちょっとしたドライブまで、さまざまなシーンに対応できる万能性を持っています。このことから、まさに「フィット」という名前がふさわしいと言えます。
ネガティブな意見:
- 操る愉しみの薄さ: モーターアシストがあるため、どのギアでも走れてしまうことから、自分で最適なギアを選択して走らせるという「操る愉しみ」が薄れると感じる人もいます。
- 燃費と走りの中途半端さ: 一部の人々は、燃費重視なら1.3LのCVTがあるし、走る愉しみならガソリンRSもあるという点から、フィットハイブリッドRSが燃費と走りのどちらを重視したいのかわからないと感じることがあります。
フィットハイブリッドRSは、ハイブリッドモーターシステムを「使いこなす愉しみ」がある一方で、独自の特性を持っているため、それぞれのドライバーによって評価が分かれることがあります。しかし、より深いクルマへの理解が必要な分、愉しみを見つけることができる人には魅力的な一台と言えるでしょう。
フィットハイブリッドRSには他にも様々なポジティブとネガティブな部分があります。以下にいくつかの要素を挙げてみました。
ポジティブな部分:
- 環境への配慮: ハイブリッドシステムにより、燃費性能が向上し、CO2排出量が低減されるため、環境にやさしいクルマと言えます。
- 静粛性: エンジン始動時にハイブリッドモーターを使用するため、静かな始動が可能です。また、運転中もエンジンとモーターの組み合わせにより、静粛性が向上しています。
- 価格: ハイブリッド車にもかかわらず、比較的手頃な価格で購入できる点が魅力です。これにより、多くの人がハイブリッド車を手に入れることができます。
ネガティブな部分:
- 重量: ハイブリッドシステムのバッテリーやモーターが追加されることで、車重が増加し、運動性能に影響が出ることがあります。
- メンテナンス: ハイブリッドシステムのメンテナンスが必要になる場合があり、長期的なランニングコストが高くなることが懸念されます。
- バッテリー寿命: ハイブリッド車のバッテリーは消耗品であり、寿命が来ると交換が必要となります。交換費用が高額な場合があり、これがネガティブな要素となることもあります。
フィットハイブリッドRSには、上記のようにさまざまなポジティブな要素とネガティブな要素が存在します。購入を検討する際には、これらの要素を総合的に判断し、自分にとって最適な選択を行うことが重要です。
GP4フィットハイブリッドRSは3モードスイッチが付いていて遊べるクルマ
クルマの性格を変える、『3モードスイッチ』が付いていて、エンジン・エアコン・IMAバッテリアシストなどを協調制御する機能があります。
IMAとはフィットハイブリッドRSに採用されている、ハイブリッドシステムの名称です。
この3モードスイッチがめちゃくちゃ面白く遊べます。
3つのモードの具体的な使うシーンをここから解説します。
モード | 特徴 | 主な使用シーン |
---|---|---|
ECONモード | 燃費重視、アクセル開度に対してスロットル開度が緩やか | 普段使い、燃費を最優先したい場面 |
NORMALモード | パワフルな運転感、快適性重視のエアコン制御 | 重たい荷物や多人数乗車時、山道など |
SPORTモード | 加速性能最優先、リニアなエンジン制御、赤いメーターカラー | スポーツ走行、遊び心を満たしたい場面 |
※表は横スクロール出来ます。
ECONモード
普段使いのモードです。
燃費重視のセッティングになり、アクセル開度に対して、スロットル開度はそこまで開かないようになります。
また、エアコン、IMAバッテリアシストも燃費重視となります。
こちらのモードでも十分なので90%以上このモードで走る事になります。
人によっては「かったるい」と感じてしまうかもしれません
普段から「ECON」にするか「ノーマル」にするかは好みです
アクセルペダルのスロットル開閉に対して、実際のスロットル開閉のレスポンスはかなり緩やかなモードになります。
3つのモードでは最もクルマが重く感じるモードとなります。
- ECONモードについて更に詳しくはこちら
- ECONモードは、フィットハイブリッドRSの3つのモードのうち、燃費を最優先するモードです。このモードを選択すると、以下のような特徴があります。
- 燃費重視の運転設定: ECONモードでは、アクセルペダルの開度に対してスロットルの開度が緩やかになるように制御されます。これにより、アクセルを踏んでも急激に加速せず、燃費効率が向上します。
- エアコンの燃費重視制御: エアコンも燃費を考慮した制御が行われます。例えば、アイドリングストップ時にエアコンの冷房能力が抑えられることで、燃費が向上します。
- IMAバッテリーアシストの燃費最適化: ECONモードでは、ハイブリッドシステムのIMA(Integrated Motor Assist)バッテリーアシストも燃費向上を目指した制御が行われます。これにより、エンジンとモーターの連携が最適化され、燃費が改善されます。
ECONモードは、普段使いや長距離ドライブ、燃費を重視したい場面で適しています。ただし、アクセルレスポンスが緩やかになるため、加速が必要な場面や運転者がスポーティな走りを求める場合は、NORMALモードやSPORTモードを選択することが望ましいです。ECONモードは、燃費を最優先する運転スタイルを実現するためのモードであり、その設定により、フィットハイブリッドRSの燃費性能を最大限に引き出すことができます。
NORMALモード
こちらも普段使いのモードになりますが、ECONモードよりもパワフルになります。
私は、4名乗車時や5名乗車時等重たい時や、上り坂が続く山道等でちょっとECONモードがかったるい時に使用します。
モード名の通り、「ノーマル」になります。
多人数乗車時等は、ノーマルのほうが快適性が上がるので楽に走れます
エアコンの制御も、燃費性能よりも快適性が重視されるので、真夏でアイドリングストップ中に暑く感じる時などには、このモードを使用するのが良いでしょう。
- NORMALモードについて更に詳しくはこちら
- NORMALモードは、フィットハイブリッドRSの3つのモードのうち、普段使いに適したバランスの良いモードです。燃費とパフォーマンスの中間を取る設定になっており、以下のような特徴があります。
- バランスの良い運転設定: NORMALモードでは、アクセルペダルの開度に対するスロットル開度がECONモードよりもリニアになります。これにより、加速がスムーズで自然な感覚になり、運転がしやすくなります。
- 快適性重視のエアコン制御: エアコンは、燃費性能よりも快適性が重視された制御が行われます。例えば、アイドリングストップ時にエアコンの冷房能力が維持されることで、快適な室内環境が保たれます。
- IMAバッテリーアシストのバランス制御: NORMALモードでは、ハイブリッドシステムのIMAバッテリーアシストが、燃費とパフォーマンスのバランスを考慮した制御が行われます。これにより、適切なタイミングでエンジンとモーターが連携し、運転中の状況に応じた効率的な走行が実現されます。
NORMALモードは、通勤や買い物、レジャーなどの日常の運転シーンで適しています。また、多人数乗車時や荷物が多い場合、上り坂や高速道路など、ECONモードではパワーが不足する場面でも活躍します。
総じて、NORMALモードはフィットハイブリッドRSの標準的な運転モードであり、燃費とパフォーマンス、快適性のバランスが取れた設定が特徴です。運転者の好みや運転状況に応じて、ECONモードやSPORTモードと切り替えて使用することで、フィットハイブリッドRSの機能を最大限に活用することができます。
SPORTモード
名前の通り、スポーツ走行に適したモードになります。
IMAモーターアシストも加速性能最優先、エンジン制御もスロットルの開閉に対して、リニアに動きます。
また、メーターカラーが赤固定になり、スポーツ走行に集中出来るようになります。
このモードは1.5Lのコンパクトカーである事を忘れる加速感が味わえます。
ハイブリッドを燃費のためでは無く、ターボやスーパーチャージャーの代わりに全力で加速に使うとこうなるのかという楽しさが味わえます。
おもちゃとして遊びたい時に、このモードを使用します。
ただし、加速感を味わいたいときにはノーマルモードでも十分に楽しいですよ。
- SPORTモードについて更に詳しくはこちら
- SPORTモードは、フィットハイブリッドRSの3つのモードの中で、スポーツ走行やアグレッシブなドライビングに適した設定が特徴です。以下のような点が強調されており、運転の楽しみを追求することができます。
- レスポンシブなアクセル特性: SPORTモードでは、アクセルペダルの開度に対するスロットル開度がリニアで、より敏感に反応します。これにより、加速時のレスポンスが向上し、運転者の意図に忠実にクルマが反応するため、スポーティな運転が楽しめます。
- IMAモーターアシストの最大活用: このモードでは、IMAモーターアシストが加速性能を最優先に制御されます。エンジンとモーターが連携し、ターボやスーパーチャージャーのようにパワーアシストが行われることで、クイックな加速が可能となります。
- メーターカラーの変更: SPORTモードでは、インストルメントパネルのメーターカラーが赤に変更され、スポーツ走行に集中できる雰囲気が演出されます。この変化は、運転の雰囲気を一層引き立てます。
- スポーツ走行に適したエアコン制御: SPORTモードでは、エアコンの制御もスポーツ走行に適した設定が行われます。運転中の加速やコーナリングによる負荷がかかった状況でも、快適な室内環境が維持されます。
- スポーツ走行向けのシフトポイント: SPORTモードでは、シフトポイントもスポーツ走行に適したタイミングに調整されます。これにより、パワーバンド内でエンジンを回すことが容易になり、ダウンシフトやアップシフト時のスムーズな運転が可能になります。
SPORTモードは、ワインディングロードやサーキットなどのスポーツ走行に最適です。また、運転者がアクセルやブレーキを自分の意志で操作し、クルマを操る楽しみを追求したい場面でも活躍します。ただし、燃費性能は犠牲になることがありますので、SPORTモードの使用は適切なタイミングと場所で楽しむことが重要です。
これらの要素が組み合わさることで、SPORTモードは運転者にとってエキサイティングなドライビング体験を提供します。適切な状況下での使用により、フィットハイブリッドRSの持つポテンシャルを最大限に引き出すことができます。ただし、SPORTモードの使用は燃費や環境面への影響も考慮し、適切な場面で活用することが望ましいです。
クルマがドライバーを育てる、ティーチング機能
GP4フィットハイブリッドRSには、クルマがドライバーを育てる機能が搭載されています。
その名も『ティーチング機能』です。
『ノーマルモード』または『イーコンモード』時に、メーターの色でエコかエコじゃないかを教えてくれます。
メーターカラー | 運転状態 | 説明 |
---|---|---|
グリーン | 燃費に良い状態 | 適切なギア選択やアクセルワークが行われており、エコ運転ができている状態です。 |
ブルーグリーン | 比較的燃費に良い状態 | エコ運転がほぼできている状態で、わずかに改善の余地がある場合に表示されます。 |
淡いブルー | ややエコではない運転状態 | エコ運転ではない操作が行われており、燃費に悪影響を与える可能性があります。運転方法の見直しを行うことが望ましいです。 |
濃いブルー | かなりエコではない運転状態 | エコ運転に反した急加速や急減速などの操作が行われており、燃費に大きく悪影響を与える可能性があります。運転方法の大幅な見直しが必要です。 |
エコ運転が出来ている時のメーターカラーは『グリーン』
エコ運転が出来ている時には、メーターのカラーが『グリーン』になります。
フィットハイブリッドRS・6MTで、適切なギヤ選択、適切なアクセルワークが出来ていると、グリーン表示となります。
- メーターカラーグリーンについて詳しくはこちら
- エコ運転ができている時のメーターカラーは『グリーン』
フィットハイブリッドRS・6MTでは、適切なギア選択やアクセルワークが行われている場合、メーターのカラーが『グリーン』になり、燃費に良い状態であることを示しています。
適切なギア選択とは、エンジン回転数や車速に応じて最も効率的なギアを選択することを指します。6MTでは、通常は低速から高速へ移行するにつれて、ギアを上げていくことが望ましいです。
適切なアクセルワークは、急激な加速や減速を避け、スムーズな運転を心がけることです。これにより、燃費を向上させることができます。
また、エコ運転にはアイドリングストップ機能の活用も重要です。停車時にエンジンを自動的に停止させ、再び発進する際にエンジンを始動することで、燃費を向上させることができます。
フィットハイブリッドRS・6MTのハイブリッドシステムは、燃費向上をサポートするために、エンジンと電動モーターの組み合わせを最適化しています。
さらに、車両の空気抵抗を減らすためのエアロダイナミックデザインや、軽量化されたボディも燃費向上に貢献しています。
これらの要素が組み合わさって、エコ運転ができている時にはメーターカラーが『グリーン』になり、運転者に燃費に良い状態であることをフィードバックしてくれます。これにより、運転者は自分の運転を見直し、よりエコ運転を身につけることができるのです。
エコ運転が出来ていない時のメーターカラーは『ブルー』
エコ運転では無い操作がされたときには、メーターカラーが『ブルー』に変化します。
ややエコではない運転では『淡いブルー』になりかなりエコではない運転では『濃いブルー』になります。
フィットハイブリッドRS・6MTで6速で走るべき所を5速や4速で走っていたり、急加速をしたり、急減速をすると、メーター色がブルーに変化します。
MTの初心者で、何速で走って良いのか分からない時にもシフトインジケーターのような役割すら果たしてくれるので、クルマがドライバーを育ててくれます。
ゲーム感覚でいつの間にかエコ運転になる仕組み
ホンダのエコへの意識です
特に、フィットハイブリッドRS・6MTはガソリン車のフィットに比べて、モーターアシストが付いている為、低速のトルクが非常にフラットな特性なので、何速でも走れてしまいます。
そんな時に適正なギヤが選べているかというのが分かるのは、単純に便利です。
「ブルーグリーン」比較的燃費に良い状態
「グリーン」燃費に良い状態
を表しています
- メーターカラーブルーについて更に詳しくはこちら
- エコ運転ができていない時のメーターカラーは『ブルー』
エコ運転ができていない時、つまり燃費に悪影響を与える運転が行われた際には、メーターカラーが『ブルー』に変化します。このカラー表示は、運転者に燃費効率が低下していることを示し、運転の改善を促します。
ややエコではない運転では『淡いブルー』になり、かなりエコではない運転では『濃いブルー』になります。これによって、運転者は自分の運転がどの程度燃費に悪いかを視覚的に把握できます。
フィットハイブリッドRS・6MTでは、適切なギア選択やアクセルワークが行われていない場合にメーターカラーがブルーに変化します。例えば、6速で走るべき箇所で5速や4速で走っていたり、急加速や急減速を行っている場合などです。
MT初心者でも、メーターカラーがブルーになることで、適切なギア選択やアクセルワークを学ぶことができます。これはシフトインジケーターのような役割を果たし、車がドライバーを育てる機能となっています。
このゲーム感覚の仕組みによって、運転者は自然とエコ運転を身につけることができます。ホンダは環境に配慮した技術を開発することに力を入れており、フィットハイブリッドRS・6MTのようなエコ運転をサポートする機能はその一環です。
フィットハイブリッドRS・6MTは、ガソリン車のフィットに比べてモーターアシストが搭載されており、低速のトルクが非常にフラットな特性を持っています。このため、どのギアでも走ることができますが、適正なギア選択が行われているかどうかを確認することは、燃費効率を向上させるために重要です。
このようなメーターカラーを利用したフィードバックシステムは、運転者に燃費効率を意識させるだけでなく、環境に配慮した運転を促進します。長期的には、燃費の向上による経済的な節約や減排効果が期待できます。
また、ティーチング機能は、運転者が自分自身の運転スタイルや癖を客観的に理解しやすくなるというメリットもあります。運転者が習慣的に行っているエコではない運転を改善することで、効率的な運転スタイルに変えることが可能です。
この機能は、新しいドライバーだけでなく、経験豊富なドライバーにも有益です。長年の運転経験があっても、自分の運転習慣に気づかず、燃費効率が低いまま運転していることがあります。メーターカラーが変化することで、運転者は燃費効率が低い運転を瞬時に認識し、運転スタイルの改善に取り組むことができます。
さらに、家族や友人とのカーライフを楽しむ際にも、ティーチング機能は役立ちます。運転者同士で燃費効率を競い合ったり、助手席の人が運転者のエコ運転をサポートすることで、より環境に優しいカーライフを実現できます。
フィットハイブリッドRS・6MTのティーチング機能は、運転者がエコ運転を学ぶことをサポートし、環境に配慮した運転の普及に貢献しています。このような先進的な技術を搭載した車両は、今後も自動車業界において重要な役割を果たすでしょう。
あなたの運転を採点します
運転終了時に、中央のマルチインフォメーションディスプレイに葉っぱの枚数でエンジンかけてからエンジン停止までの間のエコ運転度を採点してくれます。
走行中にも、表示することが可能です。
(どの情報を表示するかはハンドルの操作スイッチで操作可能)
採点されると、点数を取りたくなるもの。
ドライバーが自然にエコ運転したくなるような工夫が『ホンダらしい』ですよね。
どれだけ燃費の良いクルマを作っても、乱暴な運転では燃費は伸びません。
乱暴な運転だという自覚が無くても、もったいない運転をしていた場合、クルマがドライバーを育ててくれます。
- 運転採点機能について詳しくはこちら
- 運転採点機能は、葉っぱの枚数でエコ運転度を評価し、ドライバーにフィードバックを提供します。これにより、ドライバーは自分の運転が環境に与える影響を具体的に把握し、運転スタイルの改善に励むことができます。
運転終了時に表示される葉っぱの枚数は、エンジン始動から停止までの間のエコ運転度を示します。葉っぱが多いほど、燃費効率の良いエコ運転ができていることを示し、ドライバーに喜びや達成感をもたらします。
また、運転中にも葉っぱの枚数を表示することが可能で、ハンドルの操作スイッチで簡単に情報を切り替えることができます。これにより、ドライバーは常に自分の運転スタイルをチェックし、エコ運転に努めることができます。
ホンダが提供する運転採点機能は、ドライバーにエコ運転の重要性を認識させ、環境に配慮した運転への興味やモチベーションを高めます。点数を競うゲーム感覚が、運転者のエコ運転への取り組みを自然に促進する効果が期待できます。
燃費性能が優れたクルマであっても、運転方法によっては環境への影響は大きくなります。運転採点機能を利用して、環境に優しい運転スタイルを身につけることで、より燃費効率を高め、環境保護に貢献できます。ホンダの運転採点機能は、ドライバー自身が環境に配慮した運転を楽しみながら学べる、画期的な取り組みです。
燃費もまあまあ良いぞ!フィットハイブリッドRS・6MT!
フィットハイブリッドRSのカタログ燃費
22.2km/L CVT車
これががJC08モードのカタログ燃費です!
CVTの方が燃費は良いですね。
CVTで高速道路を走ったことがある方なら分かるでしょうが、エンジン回転数はかなり低い回転数で走行が可能なのです。
まぁ致し方なしですね。
- 燃費性能について更に詳しくはこちら
- フィットハイブリッドRSの燃費性能は、6MT車が20.0km/L、CVT車が22.2km/Lとなっており、JC08モードでのカタログ燃費ではCVT車の方が優れています。これは、CVT(無段変速機)の技術が燃費向上に寄与しているためです。
CVTは、一般的なAT(オートマチックトランスミッション)とは異なり、無段変速が可能で、エンジンの回転数を最適な範囲に保ちながら、効率的な駆動を行うことができます。これにより、エンジンの燃費性能を最大限に活かすことが可能となります。
特に、高速道路などでの走行では、CVTはエンジン回転数を低く抑えることができるため、燃費効率が向上します。エンジンの回転数が低いと、燃料消費量も少なくなり、排気ガスの排出量も抑えられます。このため、環境負荷を低減できるだけでなく、ドライバーにとっても経済的なメリットがあります。
ただし、燃費性能は運転状況やドライバーの運転スタイルにも影響されます。6MT車でも、エコ運転を意識して適切なギア選択やアクセルワークを行うことで、燃費性能を向上させることが可能です。
フィットハイブリッドRSの燃費性能は、技術的な進歩とドライバーのエコ運転意識によって、さらに向上する可能性があります。燃費向上を目指す場合は、自分の運転スタイルを見直し、環境に配慮した運転を心がけることが重要です。
フィットハイブリッドRS・6MTの実燃費
こちらが、燃費になります!
ミズコの使用環境での実燃費
街乗りで平均16.0km/L程度
遠出すると平均22.0km/L程度
画像の2月21日給油時に7.0km/Lなんていうのが出ていますが、ここのタイミングは追突事故にあい長時間のアイドリングをして、更にクルマ屋に預けていた期間なので、アイドリング時間が異常に長く大量のガソリンを消費したと思われるので異常値です。
「HONDA Total Care」というアプリでの給油記録になります。
ちなみに、関東地方の地方中核都市のでの燃費になります。
いわゆる「満タン法」で計測していますので、ある程度精度の良い数値と思ってもらって大丈夫です。
近場の買い物などでの使用では、20km/Lを超えることは無いですが、遠出をすると20km/Lを超えてくるのでお財布にも優しい、おもちゃグルマです。
- 満タン法による計測について更に詳しくはこちら
- 満タン法による燃費計測は、ドライバーが自分のクルマの燃費を実際の走行状況で正確に把握するための一般的な方法です。この方法では、以下の手順で燃費を計算します。
- ガソリンスタンドでクルマの燃料タンクをまず満タンにします。
- タンクを満たした後、走行距離メーターをリセットし、次の給油までの走行距離を記録します。
- 次にガソリンスタンドを訪れ、再び燃料タンクを満タンにします。この際、給油量を記録しておきます。
- 計算式「走行距離 ÷ 給油量」を使って燃費を求めます。これにより、実際の走行状況での燃費が分かります。
満タン法による計測は、燃費性能を実際の運転状況で把握できるため、カタログ燃費と比較して現実的な数値を得られます。また、この方法で燃費を計算することで、ドライバーは自分の運転習慣やクルマの性能によって燃費がどのように変化するかを把握し、運転スタイルの改善に役立てることができます。
ただし、満タン法による計測でも、走行状況や気象条件などによって燃費は変動します。また、短期間の走行データだけでなく、長期間にわたるデータを収集して平均値を算出することで、より正確な燃費性能を把握することができます。
GP4フィットハイブリッドRS・6MTの買い方
近所の車屋に行っても買えない率が高いです。
フィットシリーズはとんでもない販売台数を誇っています。
通常、フィットを買おうと思って、なかなか見つけるのが難しい事はありません。
だが、しかしGP4フィットハイブリッドRS・6MTはそうは簡単には買えません。
なぜならば、GP4フィットハイブリッドRS・6MTはフィットの中でも特殊性が高い変態グルマだからです。
数字で考えるGP4フィットハイブリッドRS・6MTの入手難易度
中古車情報サイト「グーネット」でGP4フィットハイブリッドRS・6MTを検索してみましょう。
全国でフィット・フィットハイブリッドを検索した時の台数
地域を絞らずに、日本全国でフィット・フィットハイブリッドを検索すると、約7000台以上がヒットします。
全国でGP4フィットハイブリッドRS・6MTを検索した場合の台数
車種を「フィットハイブリッド」に設定し、ミッションを「MT」で絞り込み。
2022年4月に検索をかけると、日本全国で21台がヒットします。
普通に探すと全然見つからない!
「グーネット」の中の台数だけでもフィット全体からGP4フィットハイブリッドRS・6MTが0.3%程度。
フィットハイブリッドの中だけで見てもMTのフィットの確率は1%程度です。
街中どこでも見かける事が出来るフィットですが、GP4フィットハイブリッドRS・6MTは台数が全然ありません。
購入までの時間は長くなることを想定して買おう!
車検前だから乗り換える!なんてことはGP4フィットハイブリッドRS・6MTに関しては出来ません。
私、ミズコは車探しに1年2ヶ月ほどかかりました。
住んでいる県では見つからず、電話して在庫確認した上で、近県まで見に行き、即決で購入しました。
47都道府県と考えると、日本全国で21台(2022年4月でのグーネット内での台数)という台数は、めちゃくちゃハードルが高いです。
それでも楽しいぞ!GP4フィットハイブリッドRS・6MT
以上のように、フィットの実用性に+「おもちゃ」としての性能を兼ね備えた素晴らしい車が、フィットハイブリッドRS・6MTです。
ハードルは購入のハードルがめちゃくちゃ高いだけで、購入後は維持費も安く、税金も1500CCクラスと比較的安い部類です。
デビューから10年経過し、比較的台数が少ないことから、価格は下がりにくいクルマです。
むしろ、更に年数が経過するとプレミアムが付いて値段が上がるかも!?(未確定)
昔、シビックEG6・SIRⅡ(購入時30万円)に乗っていたことがありますが、追突で失いましたが、今買おうと思うと100万円以上はしちゃいますからね。
台数が少なく引き合いが多いクルマはまだギリギリ買える今のうちに乗っときましょう!
以上、フィットハイブリッドRS・6MTオーナーによる、愛車のおすすめ記事でした!
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