オイル交換の上抜きと呼ばれるやり方を写真付きで解説します!
国家2級整備士のミズコです!
砂利駐車場でも!
ジャッキがなくても!
自宅で出来ますよ!
クルマを持ち上げたりしない方法です!
自分でオイル交換をやってみよう
オイル交換を自分で?
自宅でもオイル交換は可能です!
オイル交換は、最も頻繁に発生するメンテナンスです!
オイル交換を自宅で出来れば
- ディーラやカー用品店に行く時間の節約が出来る
- お店に出すよりも費用面で節約が出来る
- ネット通販でオイルを安く買うことが出来る
- 愛車への理解が増して、愛着が湧く
こんなメリットがあります!
こちらの記事での、作業車両は私の愛車・2代目フィット系であるフィットハイブリッドRS・GP4・6MTです。
基本的には、初代フィットも2代目フィットも作業手順は変わりません!
自宅でオイル交換に必要な道具
自宅でオイル交換するにしても道具が必要です。
必要な道具
- オイルを抜くための「オイルチェンジャー」
- 抜き取った古いオイルを入れる容器
- オイルを入れるための、漏斗(ろうと)又はオイルジョッキ
- 軍手等
これらが必要です。
全て揃えても5000円前後です。
オイルチェンジャー
オイルを抜き取るためのポンプが必要です。
オイルチェンジャーなんて名前で呼ばれれています!
メルテックオイルチェンジャー
ミズコが愛用しているのはこれです!
メルテックのオイルチェンジャーです!
使える条件は
- エンジンルームにバッテリーがある車種
- 吸入ホースが6パイなのでそれ以下のレベルゲージの車種
これらに使えます!
※費用的には数千円です。私は2019年にAmazonにて3746円で買いましたが、物価上昇してるので値上がり傾向です。
メルテックはある程度のブランド品です。
ノーブランドでネット通販ならもっと安く購入可能です!
エンジンルームに12Vバッテリーが無い車種には使えません!
また、抜き取りホースよりもレベルゲージが細い一部の車種にも使えません!
オイルを入れる容器
抜いたオイルを入れられればなんでもOKです!
オイル受けに使える物
- オイルの空き缶
- 100円均一に売ってるようなバケツ
- 市販のオイル受けパック
こんな物があれば大丈夫です!
車種によりますが4L〜5L程度の容量があれば安心です!
市販のオイル受けパックは例えばこんな物があります。
Amazon限定・エーモンの廃油処理箱です!
箱の中にビニール袋に入れた細かい油を吸い込む素材を入れてあるものです。
※費用的には数百円です。
同じようなものを自分で作ることも可能です。
液体のオイルは捨てられません
- エンジンオイルは液体の状態では可燃ごみに出せません
- エンジンオイルを染み込ませた、濡れた布や濡れた紙の状態なら可燃ごみに出せます
※自治体によって違う可能性はあります。
ティシュのゴミやいらないタオルや衣類に染み込ませてしまえば大丈夫です!
心配なら廃油処理箱を買うことも出来ます!
ろうと又はオイルジョッキなど
※調理器具のコーナーにありました。
ロングタイプの方が価格は高いので、エンジンルームを眺めてみて、短くても良さそうなら短いほうがオススメです!
ロングタイプは車屋が好んで使います!
「いろんな車種に使えるから」と「ホースの中に残ったオイルがジョッキの中にたれるから周りが汚れないから」ですね!
軍手やボロ布(ウエス)
整備の業界ではボロ布の事をウエスと呼んでいます。
軍手やウエスを用意しておくと、汚れにくい作業が出来ます!
オイルチェンジャー以外は、ほとんど家にあるもので代用可能です!
ここから、実際にやってみましょう!
作業前の確認をしよう
オイル交換作業スタートです!
エンジンが熱すぎない時に作業して下さい!
やけど注意!
冷えすぎている時は、アイドリングをして、エンジンを触ってお風呂程度の温度にすると抜けやすいです。
今回使うオイルとオイル受けの用意
Castrolの0w−20を使います
こちらの2缶は
- 1つは新品オイル
- 1つは前回の残りがちょっと入ったオイル
です。
前回の空き缶を受けの容器に使います!
オイルチェーンジャーはこれです
チェンジャーを出してきます。
チェンジャーの実際の姿
上でも紹介した、メルテックのオイルチェンジャーです!
オイルチェンジャーだけは買う必要があります!
逆にチェンジャーがあれば、ネットで安くオイルを買って自分で交換できますよ!
オイルの入れ口を開けよう
オイルの入れ口を開けます!
オイルキャップを開ける
ここですね!
先に開ける理由は
「万が一、オイルを抜いた後に開かない事が発覚すると入れられなくなるから」
です!
順番も大事です!
締める時は工具は使いません!
オイルレベルゲージを抜いて汚れと量を確認
元のオイルの量と汚れを確認
- レベルゲージについたオイルを一度拭き取る
- レベルゲージを完全に押し込む
- レベルゲージを引っこ抜く
- レベルゲージの上限、下限の目印のどの位置までオイルがついているかを確認
このように確認します。
ホンダの場合・2個の穴が空いていてその間にあればOKです!
どのメーカでも黄色やオレンジなどやや目立つ色に作られています!
入れ口用にろうとをセットしよう
2代目フィット以外の場合とジョッキを使う場合はこの項目は飛ばしてOKです!
入れ口にろうとをつける
ろうとをセットします
入れ口上のカバーのモールを外す
ゴムモールを引っ張って外す
カバーの手前側についている、ゴムのモールを外します。
引っ張れば簡単に外れます。
入れ口上のカバーを外します
プラスチックカバーを外す
カバーを外します。
やや手前気味に上方向に引っ張ると簡単に外れます。
ネジ止めなんかはされていないので工具は不要です。
少量の新しいオイルを入れましょう
新しいオイルで古いオイルを押し出す
新しいオイルをちょっと入れてみましょう!
4L缶であれば、少し余る事があります!
少しだけ油を入れると、古い油が新しい油に押されて、エンジンの下部に落ちていきます!
新油率が上がると表現されるのですが、より古い油が抜けやすいという事です!
今回は、前回の残った油を全部使ってます。
古い油は限界まで抜きたいのです!
ちょっとしたこだわり部分なので、やらなくても良いです!
むしろ、車屋では通常やりません!
コストかかるからです!
オイルチェンジャーをセットしよう
完成イメージ
完成イメージはこんな感じです!
チェンジャーをセッティングしてみましょう!
吸入・排出の向きを確認
チェンジャーにはこのように、吸入と排出の向きが記載されていますので、間違えないようにしましょう。
吸い込みホースのセット
レベルゲージパイプに吸入ホースを挿入
排出ホースをセット
排出ホースを入れ物にセット
チェンジャーの電源の接続
チェンジャーの電源を接続します。
接続時はチェンジャーの電源はオフにしておきます。
電源ケーブルを接続
- プラス端子(赤)を接続
- マイナス端子(黒)を接続
の順番に接続します。
取り外し時の順番
- マイナス端子(黒)を外す
- プラス端子(赤)を外す
エンジンオイルを抜き取ってみよう
チェンジャーのスイッチを入れて、抜き取り開始です
チェンジャーのスイッチをオン
チェンジャーに付いている、スイッチをONに切り替えるとポンプが回り始めます!
抜き取りホースが動かないように手で抑えてスイッチを入れます!
メルテックのオイルチェンジャーの能力目安はオイル温度30度のときに0.3L/1分間です。
ゆっくりオイルが出てきます!
排出ホースの様子
排出ホースからオイルが出ます
こんな感じで缶からホースが出ないように手で抑えておきます。
ちなみにホースは透明なので、黒く見えるのは抜いているオイルの汚れ具合です!
吸入ホースの様子
吸えているか見ながら待ちます
こんな感じで吸入ホースからポンプを通って排出ホースから出てきます。
空気の混じり具合を見ていると、段々と吸えなくなってくるポイントがあります。
そうなったら、吸入ホースを上下に動かして、極力中のオイルを吸い出すように上下に動かしましょう!
ホースを上下しても全く吸えなくなったら、抜き取り完了です!
ストローでジュースを飲むイメージです!
ホースの先端が見えないので、上下に動かしながら空気があるかを見て吸えているかの確認ができます!
新しいエンジンオイルを入れよう
古いオイルを抜き終わったら、新しいオイルを入れます!
新品オイルの缶の開け方
新品のオイル缶のフタはこのようになっています。
プルタブ無し缶の場合
新品のオイル缶を開けます!
開けるだけでしょう?
と思うかも知れませんが、慣れていないと意外と手こずるポイントです。
ロックのリングが付いているので、手だけでは開きません。
ロックリング取り外し後のイメージ
ちなみに古いオイル缶のフタはこんな感じ。
ロックのリングを外してあります。
マイナスドライバーでテコの力で外します
このようにマイナスドライバーでこじって外します。
てこの原理を使うイメージです。
マイナスドライバでもなんでも、先が細くてある程度長くて固いものなら外せます。
ロックリングは不要
外したキャップがこんな感じ。
リングは使わないので処分してしまって大丈夫です。
リングがなければ、キャップの中央を押し込むとキャップが反り上がって外すことが出来ます。
オイルメーカーによっては、マイナスドライバでこじらずに切り口とプルタブが付いていて簡単に外せる場合があります!
今回使ったCastrolは外しにくいですね!
新品オイルを入れます
ろうとからあふれないように、オイルを入れていきます。
新しいオイルを入れます
今回は4L缶を使っているので、オイル缶の4分の3位まで入れる感覚で入れていきます。
オイル量は事前に確認しておきましょう!
こちらの記事
・フィットシリーズのエンジンの排気量とエンジンオイル使用量・フィットハイブリッドシリーズのエンジン排気量とエンジンオイル使用量・取扱説明書上の推奨粘度と使用可能粘度・フィルター交換有り・無しでそれぞれ記載しています。[…]
では歴代フィットのエンジンオイル量と指定粘度をまとめています。
オイルの入れ口にはちょっとしたメッシュ構造になっているので、勢いよく入れるとあふれてしまいます!
特に、ジョッキを使う場合は勢いよく入れすぎてしまいやすいので注意です!
オイル量の確認をしよう
レベルゲージを使ってオイル量の確認
レベルゲージを拭き取ります。
ゲージにオイルがついていない状態
事前に確認したときと手順は同じです。
- レベルゲージについたオイルを一度拭き取る
- レベルゲージを完全に押し込む
- レベルゲージを引っこ抜く
- レベルゲージの上限、下限の目印のどの位置までオイルがついているかを確認
このように確認します。
オイル量の微調整
レベルゲージのオイル量を確認しながらオイルを入れていきます。
上限付近を狙います
上の写真では上限と下限の真ん中の少し下くらいまで付いています。
ここで終わっても良いですが、出来れば上限ちょい下が狙いたいところです。
・オイル量が多いほうが油温が安定する
・万が一のオイル漏れの時に下限までの量が多い
このような理由です!
エンジンをかけて1分待ち、エンジンを切ってから再度確認
最終的にはこのようになりました。
上限1mm下まで入れました
一度エンジンをかけて、ちょっと待ってからエンジンを切った後のオイル量です。
上限の穴のほんの下くらいです。
オイルの量の調整は完了です。
戻し作業をしよう
フィット以外の人は不要な作業ですが、戻し作業をします。
カバーの戻し方
外したカバーを戻します。
プラカバーの戻し方
- ワイパー側をまず先に入れる
- 手前側を押し込む
- ずれていたら引っ張ってもう一度外してやり直す
- モールを元に戻す
こんな手順で戻します。
ワイパー側を先に入れます
こんな感じで、ワイパー寄りを先に入れます。
手前側を押し込みます
手前側を押し込むとキレイに収まります。
モールを戻して完成です!
DIYでオイル交換作業の完成です
ボンネットを閉める前に最終チェック
ほとんど完成です
ボンネットを閉める前に最終確認をしましょう!
最終チェックをしよう!
- オイルの入れ口を閉めたか
- レベルゲージを戻したか
- オイル量は入っているか
- エンジンルームに忘れ物はないか
これらを確認したら、ボンネットを閉めて完成です。
ここで油断してはいけません!
ディーラ時代に、後輩が一日の作業後に「オイル入れ口のキャップが残ってる」と言い出し、その日に作業した車両を全て訪問して、キャップの点検に回った苦い思い出が、、、
最後にちゃんと全て確認しましょう!
オドメータ距離を控えておこう!
通算距離計の数字を控えよう
エンジンオイル交換のオドメータ距離を控えておきましょう。
ちなみにうちのフィットは
フィットのオイル記録
- 前回 42404km
- 今回 47113km
- 走行距離 4709km
約5000km手前でのオイル交換でした。
エンジンオイル交換の距離の基準やオイルの基準はこちらの記事
こちらの記事では、、、2級自動車整備士でディーラ・チューナーでの整備経験のあるミズコが・0w−20と5W−30エンジンオイルの用途別のおすすめ・エンジンオイルの規格の注意点これらを解説します!オイルの規格。結論・SP級かつG[…]
でまとめていますので参考にして下さい。
私のブログでは今後もクルマの維持費を安くした上でクルマが長持ちする情報を発信していきます!
宜しければ他の記事も読んでみて下さい!