2023年8月に待望の第一子が誕生!
ベビ待ち期間に終止符が見えて来たころ、太陽光発電を検討。
2023年9月に太陽光発電を載せたので実際の経済効果を検証してみます!
132万円の投資回収に必要な年数は約9年!
パナホームの建て売りの我が家!太陽光パネル後付けで載せてみた!
工事の時の写真
この青いパネルを載せました!
5.4Kwの長州産業のプレミアムブルーのパネルを載せました
我が家は、パナホームの建て売り住宅。
太陽光発電は未装着のお家を購入して約5年。
冒頭にも書いたとおり、ベビーの出産予定もあり、将来の出費を考え太陽光パネルを検討。
5.4kw分の長州産業製・プレミアムブルーのパネルを載せました!
価格は、120万円!(税抜き)です。
税込みだと132万円!載せる前の計算では10年以内には回収可能と計算しましたが、結果はいかに!?
もっと価格を抑えたパネルもありました。
総合的に考えて、このパネルに決めました!
フィット制度(固定価格買い取り制度)の売電単価は16円/kWH
太陽光発電を導入すると、10年間は売電単価が固定になる制度があります。
2023年導入の我が家の売電単価は16.00円となります。(2025年現在は15円です)
おおよそ10年前後で元が取れるように計算されている価格となります。
市場での取引価格のおおよその推移から設定される価格になります。
我が家での経済効果を表にまとめました
我が家の導入後のデータを表にまとめてみました。
- 売電金額実際に振り込まれた金額です。16円×売電量になります。
- 売電量実際に売った電気の量です。売電量×16円が収入になります。
- 発電量我が家で発電した電気量です。(PanasonicスマートHEMSアプリから確認)
- 自家消費量発電量から売電料を引いた量が自家消費になります。
- 自家消費金額自家消費量に電力会社から買った場合の金額(低めに見て30円/kWH)をかけた金額です。
- 経済効果自家消費金額に売電金額を足した実質経済効果の金額です。
データ月 | 売電金額(円) | 売電量(/kWH) | 発電量(/kWH) | 自家消費量(/kWH) | 自家消費金額(円) | 経済効果(円) |
24年1月 | 6288円 | 393 | 592 | 199 | 5970円 | 12258円 |
24年2月 | 7024円 | 439 | 540 | 101 | 3030円 | 10054円 |
24年3月 | 7072円 | 442 | 712 | 270 | 8100円 | 15172円 |
24年4月 | 7744円 | 484 | 620 | 136 | 4080円 | 11820円 |
24年5月 | 8832円 | 552 | 723 | 171 | ||
24年6月 | 9360円 | 585 | 699 | 114 | ||
24年7月 | 6096円 | 381 | 728 | 347 | ||
24年8月 | 6448円 | 403 | 701 | 298 | ||
24年9月 | 5472円 | 342 | 605 | 263 | ||
24年10月 | 5040円 | 315 | 430 | 115 | ||
24年11月 | 5216円 | 326 | 510 | 184 | ||
24年12月 | 6288円 | 393 | 610 | 217 | ||
24年合計 | 80880円 | 5055 | 7470 | 2415 |
売電料は自宅で使わず、余った分を売却した金額になります。
自家消費量は、本来電力会社から買わなければならなかった分の電気を自宅で作って消費した分になります。
売電量は売るときの値段で単価は16円です。(2023年導入の場合10年間は16円固定)
自家消費は電力会社から購入する分でおおよそ30円から40円程度になります。(今回は効果を低めに見積もって30円で計算)
自家消費で浮いた金額と売電で実際振り込まれる金額の合計が経済効果になります。
2023年12月より売電が始まりましたが、売電が始まった月なので1ヶ月よりも短くなっているため、売電期間と発電量が合わない為計算から除外しました。
そのため2024年1月より1年間の集計になります。
ムラはあるものの我が家では毎月で1万円から1万5千円ほどの毎月の経済効果がありました。
1年間の経済効果で投資回収までの年数を計算してみた
自家消費に経済効果を低く見積もって30円を掛けて1年間の経済効果を出してみよう。
- 1月 12258円
- 2月 10054円
- 3月 15172円
- 4月 11820円
- 5月 13962円
- 6月 12780円
- 7月 16506円
- 8月 15388円
- 9月 13362円
- 10月 8490円
- 11月 10736円
- 12月 12798円
- 1年計 153330円
自家消費を低めの30円で設定しても1年あたり153330円!
132万円割ることの1年あたり経済効果153330円で約8.6年で回収可能なペースだと分かりました。
ちなみに自家消費の単価を最近の電気単価の40円で計算すると、、、、
(1年間の自家消費)2415×(電気の単価)40+(1年間の売電総額)80880=177480円となります。
40円で計算の場合、7.4年で回収となります。
ちなみに、太陽光発電は導入しましたが、蓄電池は導入しませんでした。
そのため、太陽が出ている日中のみ経済効果がある状態です。
太陽光発電は、事前に計算できるので非常に勝率が高い投資です!
冬と夏を比べると夏のほうが経済効果が高い!
太陽光発電は当然、太陽の力で発電するので日中に真価を発揮します。
冬の場合は寒いのは夜なので、夜の暖房費用には効果はありません。
冬の日中も暖房は使いますが、夜に比べれば日中の電気代は少なくなります。
ミズコ的に太陽光発電をつけた理由
電気代の値上がりの保険にもなる
総じて、太陽光発電を載せて満足です。
更に、電力会社から買う電気の量が減ることにより「電気代値上げ」時の支出を減らす効果があります。
・売るときの値段は10年間は16円固定(私がつけたときは、、、今つけると15円固定)
・買うときの値段は電力会社が設定する金額になる(2024年5月時点では、約35円前後)
自家消費(作った電気を自宅で使う)が多いほうが経済効果が高いです。
長期的に円安が進んで、電気代が上がった場合は経済効果が大きくなります。
日本の電力の約8割が火力発電です。
火力発電に使う石油や石炭、天然ガスは輸入しなければならないため、円安になるとよりコストが高くなります。
- 超高齢化社会で、毎年人口が100万人ずつ減少中
- 人口減少しつつ、労働人口割合が減少中
現状の日本はこのような状態なので、長期的には円安傾向が続くと思っています。
再エネ賦課金(ふかきん)分、太陽光発電を載せていない家庭が損をする仕組み
個人・会社を問わず、全員から徴収しているよ!
なので太陽光発電を載せていない人は経済的には太陽光発電設置費用の負担だけしていることになるよ!
再エネ賦課金は上昇傾向
再エネ賦課金は電気代と直結しています。
その再エネ賦課金は最初の2012年は0.22円だったものが、2024年では3.49円と増加傾向です。
再エネ賦課金の推移
年度 | 賦課金の単価 | 昨年度比 | 300kWh/使用時の月の負担 |
---|---|---|---|
2012年度 (2012年8月分~2013年3月分) | 0.22円/kWh | – | 年額792円、月額66円 |
2013年度 (2013年4月分~2014年4月分) | 0.35円/kWh | 0.13円(約60%)増 | 年額1260円、月額105円 |
2014年度 (2014年5月分~2015年4月分) | 0.75円/kWh | 0.4円(約115%)増 | 年額2700円、月額225円 |
2015年度 (2015年5月分~2016年4月分) | 1.58円/kWh | 0.83円(約110%)増 | 年額5688円、月額474円 |
2016年度 (2016年5月分~2017年4月分) | 2.25円/kWh | 0.67円(約42%)増 | 年額8100円、月額675円 |
2017年度 (2017年5月分~2018年4月分) | 2.64円/kWh | 0.39円(約17%)増 | 年額9504円、月額792円 |
2018年度 (2018年5月分~2019年4月分) | 2.90円/kWh | 0.26円(約10%)増 | 年額10440円、月額870円 |
2019年度 (2019年5月分~2020年4月分) | 2.95円/kWh | 0.05円(約2%)増 | 年額10620円、月額885円 |
2020年度 (2020年5月分~2021年4月分) | 2.98円/kWh | 0.03円(約1%)増 | 年額10728円、月額894円 |
2021年度 (2021年5月分~2022年4月分) | 3.36円/kWh | 0.38円(約13%)増 | 年額12096円、月額1008円 |
2022年度 (2022年5月分~2023年4月分) | 3.45円/kWh | 0.09円(約3%)増 | 年額12420円、月額1035円 |
2023年度 (2023年5月分~2024年4月分) | 1.40円/kWh | -2.05円(約59%)減 | 年額5040円、月額420円 |
2024年度 (2024年5月分~2025年4月分) | 3.49円/kWh | 2.09円(約149%)増 | 年額12564円、月額1047円 |
千円以下から万単位の支払いに変わっています
もちろん300kwhで済まない家庭はより多く負担することになります。
太陽光発電が向いている条件!
太陽光発電が向いている条件
日中の在宅率が高い
これまで書いてきたように、作った電気は自分で使う方がお得になります!
例えば子供がいるため奥さん子供が家にいる状態など自宅での消費が多い場合、お得になります。
逆に、夫婦共働きで子供がいない場合日中はほぼ無人になるため、売電の効果しか出ないため、回収まで時間がかかります。
耐震等級が高い家
太陽光パネルは結構重さがあります。1枚で約20キロほどあるので、古い住宅に載せてしまうと、地震での倒壊リスクが高まります。
我が家の場合、鉄骨系ハウスメーカの建売住宅に載せたため地震でのリスクは低めになります。
10枚載せれば200キロとかになるので、地震で揺れた場合、土台となる家に負担をかけるのは間違いありません。
雪国ではない
太陽光パネルは、パネルに太陽光が当たることにより、発電します。
雪国の冬場のように、パネルの上に雪などの障害物がある状態だと冬場の発電量が落ちてしまいます。
パネルに常に太陽光が当たるように雪国ではない方が望ましいです。
周囲に高い建物がない
上の雪国ではない、に被りますが、高い建物が有ると太陽光パネルに影が出来てしまいます。
影が出来ると発電量が極端に低下する為周囲に高い建物が無い。
さらに将来的にも高い建物が建たないエリアであることが望ましいです。
こんな場合は太陽光設置はやめておこう!
太陽光のシュミレーションの時点で余り効率がよくない
太陽光発電の見積もりを取ると多くのメーカで太陽光の予想発電量のシュミレーションをしてくれます。
シュミレーション段階で思ったよりも発電が出ない。
もしくは回収まで時間がかかると思われるならやめておきましょう。
太陽光パネルは設置すると、毎年安定して発電してくれます。
急激に増えたりすることはないので、シュミレーション段階で良くない場合はやめておきましょう。
屋根の向きや面積・段差などによってはどう頑張ってパネルを載せても発電量が少ない可能性があります。
建物が古く、建て替えまでの年数が短い
太陽光パネルはそれそのものが結構な重量物です。
正しく施工していれば、台風でも問題ないですが、元々の屋根が古かったりいたんでいたりする場合、屋根を破損してしまう可能性があります。
また、1枚約20キロ程度あるので、5kw程度のパネルを載せるとしても200キロから300キロ程度を高い位置に置くことになります。
高い位置に重いものを置くと重心が高くなるため、地震での倒壊リスクが高くなります。
建物の構造体がしっかりしている必要があります。
その為、築年数が古い建物には載せない方が無難です。
建て替えたタイミングで載せましょう!
◎太陽光発電の見積もりの取り方
太陽光の一括見積もりはグリエネがおすすめ
私の場合はグリエネを使いました。
自分の住んでいる地域の3から4社程度にweb上で見積もりが取れます。
家を買った時に付いてきている3面図で屋根の方角と角度、面積が分かる為、その写真をスマホで撮り、業者に見積もりしてもらいました。
見積もりも複数社で取ると結構違います。
当初はマキシオンソーラーのパネルを希望していましたが、自分の家の屋根の面積に合わず、長州産業のプレミアムブルーというパネルに決めました。
マキシオンソーラーのパネルも長州産業のプレミアムブルーもN型シリコン仕様の為、こちらに決めました。
金額面ではもっと安く5キロワット付近を乗せられましたが、N型シリコン製パネルは劣化率が低いという点で、こちらに決めました。
今はネットで簡単に見積もりが取れる時代です。
自宅用太陽光は気軽に確実に成果が見込める投資です。
太陽光収支が良いならずっと勝ち続ける投資、太陽光収支がいまいちならずっと負け続ける投資。
実際に採算が取れるのかは、今はかなり正確にシュミレーションできるので、シュミレーションしてみてお得になるのならぜひ太陽光パネルを載せることをお勧めします!
私は、載せて良かったと思っています!
夏場の炎天下にいくらエアコンがんがんに使っても電気代かからない状態は生活満足度が非常に高いです。