・フィットハイブリッドシリーズのエンジン排気量とエンジンオイル使用量
・取扱説明書上の推奨粘度と使用可能粘度・フィルター交換有り・無しでそれぞれ記載しています。
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フィットのエンジンオイル量まとめ
- エンジンオイルを選ぶ際に注意したい点はこちら
- エンジンオイルを選ぶ際に考慮すべきポイントは以下の通りです。
- 自動車メーカーの推奨規格: 車の取扱説明書には、自動車メーカーが推奨するエンジンオイルの規格(SAE規格やAPI規格)が記載されています。推奨された規格に従ってオイルを選ぶことで、エンジンの性能を最大限に発揮し、寿命を延ばすことができます。
- オイルの粘度(SAE規格): オイルの粘度は、オイルの流動性を表す重要な指標です。粘度が低いオイルは、低温環境での始動性や燃費向上に優れていますが、高温でのオイルの安定性が低くなることがあります。一方、粘度が高いオイルは、高温での安定性に優れていますが、低温での流動性が悪くなることがあります。気候条件や運転状況に合わせて適切な粘度のオイルを選びましょう。
- オイルの性能(API規格): API(American Petroleum Institute)規格は、エンジンオイルの性能を評価する基準です。API規格は、ガソリンエンジン用の「S」シリーズ(S=Service)とディーゼルエンジン用の「C」シリーズ(C=Commercial)に分かれています。また、API規格の後ろにアルファベットが続き、アルファベットが進むほど新しい性能基準に対応しています。例えば、API SNはAPI SMよりも新しい性能基準です。エンジンの性能要件に合ったAPI規格のオイルを選ぶことが重要です。
- オイルの種類: エンジンオイルには、ミネラルオイル、セミ合成オイル、フル合成オイルの3つの種類があります。ミネラルオイルは、原油を精製して作られる伝統的なオイルで、価格が安いですが、耐久性や性能が低い傾向があります。セミ合成オイルは、ミネラルオイルと合成オイルを混合したもので、コストパフォーマンスに優れています。フル合成オイルは、化学合成により作られる高性能オイルで、耐久性や高温・低温環境での性能に優れていますが、価格が高いです。車の使用目的や予算に応じて適切なオイルの種類を選びましょう。
- 添加剤の種類と機能: エンジンオイルには、さまざまな添加剤が配合されています。これらの添加剤は、エンジンオイルの性能を向上させるために重要な役割を果たします。例えば、抗摩耗剤は、エンジン内部の摩耗を防止するために使用されます。また、清浄剤・分散剤は、スラッジや沈殿物の生成を抑制し、エンジン内部を清潔に保ちます。その他にも、酸中和剤、粘度指数改善剤、防錆剤、抗泡剤など、多くの添加剤がエンジンオイルに配合されています。自分の車の使用状況やエンジンの状態に合わせて、適切な添加剤が配合されたオイルを選ぶことが望ましいです。
- 走行状況とエンジンの状態: エンジンオイルの選択には、車の走行状況やエンジンの状態も考慮すべきです。例えば、高速道路での長距離走行や高負荷運転を頻繁に行う場合は、高温でのオイルの安定性が重要になるため、高い粘度等級のオイルが適しています。また、エンジンの経年劣化や摩耗が進んでいる場合は、抗摩耗性能に優れたオイルを選ぶことが適切です。
これらのポイントを考慮して、自分の車に適したエンジンオイルを選ぶことが、エンジン性能を維持し、寿命を延ばすための重要な要素となります。また、定期的なオイル交換を行うことで、エンジンの健康状態を保つことができます。
初代フィット(GD1・GD2・GD3・GD4)のエンジンオイル量
初代フィットは上の写真の外観です。
エンジンは2タイプです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.3L(L13Aエンジン)
- 1.5L(L15Aエンジン)
型式毎のエンジンオイル使用量
- GD1・GD2が1.3L エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.4L フィルターも同時交換で3.6L
- GD3・GD4が1.5L エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.4L フィルターも同時交換で3.6L
エンジンオイル推奨粘度
- 推奨粘度は0W−20
初代フィットは、エンジンがどのタイプでもオイルのみで3.4L。
エンジンがどのタイプでもオイルフィルター同時交換で3.6Lです。
初代フィット(GD1・GD2・GD3・GD4)のエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20
- 使用可能 5W−30 5W−40 10W−30(取り扱い説明書記載)
初代フィットのオイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GD1・GD2 | L13A | 1.3L | 3.4L | 3.6L | 0W-20 | 5W-30、5W-40、10W-30(取扱説明書記載) |
GD3・GD4 | L15A | 1.5L | 3.4L | 3.6L | 0W-20 | 5W-30、5W-40、10W-30(取扱説明書記載) |
※表は横スクロール出来ます。
初代フィットオススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラLEO 0w−20 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20
2代目フィット(GE6・GE7・GE8・GE9)のエンジンオイル量
2代目フィットは上の写真の外観です。
エンジンは2タイプです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.3L(L13Aエンジン)
- 1.5L(L15Aエンジン)
型式毎のエンジンオイル使用量
- GE6・GE7が1.3L エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.0L フィルターも同時交換で3.2L
- GE8・GE9が1.5L エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.4L フィルターも同時交換で3.6L
エンジンオイル推奨粘度
- 推奨粘度は0W−20
2代目フィットはエンジンの排気量に応じて、使用する量が異なりますので注意が必要です。
自分の乗っているフィットの排気量が分からない場合は、車検証を確認すると、確実に特定することができます。
2代目フィット1.3L車(GE6・GE7)のエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20又はウルトラグリーン※後述
- 使用可能 上記のみ
2代目フィット1.5L車(GE8・GE9)のエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20
- 使用可能 5W−30
2代目フィットオイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GE6・GE7 | L13A | 1.3L | 3.0L | 3.2L | 0W-20又はウルトラグリーン※後述 | 左のみ |
GE8・GE9 | L15A | 1.5L | 3.4L | 3.6L | 0W-20 | 0W-20、5W-30 |
※表は横スクロール出来ます。
2代目フィットにオススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラGreen 4L缶 (GE6・GE7のみ)
ホンダウルトラLEO(2代目フィット全てに使用可能)
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20
3代目フィット(GK3・GK4・GK5・GK6)のエンジンオイル量
3代目フィットは上の写真の外観です。
エンジンは2タイプです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.3L(L13Bエンジン)
- 1.5L(L15Bエンジン)
型式毎のエンジンオイル使用量
- GK3・GK4が1.3L エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.1L フィルターも同時交換で3.3L
- GK5・GK6が1.5L エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.1L フィルターも同時交換で3.3L
エンジンオイル推奨粘度
- 推奨粘度は0W−20
3代目フィットは、エンジンがどのタイプでもオイルのみで3.1L。
オイルフィルター同時交換で3.3Lです。
3代目フィット(GK3・GK4・GK5・GK6)のエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20 又はウルトラグリーン※後述 又はウルトラネクスト※後述
- 使用可能 上記のみ
3代目フィットオイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GK3・GK4 | L13B | 1.3L | 3.1L | 3.3L | 0W-20又はウルトラグリーン※後述又はウルトラネクスト※後述 | 左のみ |
GK5・GK6 | L15B | 1.5L | 3.1L | 3.3L | 0W-20又はウルトラグリーン※後述又はウルトラネクスト※後述 | 左のみ |
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3代目フィットオススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラNext 4L缶
ホンダウルトラGreen 4L缶
ホンダウルトラLEO 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20 4L缶
4代目(現行ガソリン車)フィット(GR1・GR2・GR5・GR7)のエンジンオイル量
4代目(現行)フィットは上の写真の外観です。
エンジンは1.3L(L13Bエンジン)と1.5L(後述のe:HEV車)の2タイプです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.3L(L13Bエンジン)
型式毎のエンジンオイル使用量
- GR1・GR2・GR5・GR7がガソリン車エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.1L フィルターも同時交換で3.3Lです。
エンジンオイル推奨粘度
- 市販品では推奨粘度は0W−20
4代目(現行ガソリン車)フィット(GR1・GR2・GR5・GR7)のエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 ウルトラネクスト※後述
- 使用可能 ウルトラグリーン※後述 0W−16 0W−20 5W−30 (取り扱い説明書記載)
4代目フィット(現行ガソリン車)オイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GR1・GR2・GR5・GR7 | L13B | 1.3L | 3.1L | 3.3L | ウルトラネクスト※後述 | ウルトラグリーン※後述、0W-16、0W-20、5W-30(取扱説明書記載) |
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4代目フィット(ガソリン車)オススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラNext 4L缶
ホンダウルトラGreen 4L缶
ホンダウルトラLEO 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20 4L缶
4代目(現行e:HEV車)フィット(GR3・GR4・GR6・GR8)のエンジンオイル量
4代目(現行)フィットは上の写真の外観です。
エンジンは1.3L(前述のガソリン車)と1.5L(LEBエンジン・e:HEV車)の2タイプです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.5L(LEBエンジン)
型式毎のエンジンオイル使用量
- GR3・GR4・GR6・GR8がe:HEV車(ハイブリッド)エンジンオイル量がオイルのみ交換で2.9L フィルターも同時交換で3.1L
エンジンオイル推奨粘度
- 推奨粘度は0W−20
4代目(現行e:HEV車)フィット(GR3・GR4・GR6・GR8)のエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20
- 使用可能 上記のみ
4代目フィット(現行e:HEV車)のオイルまとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GR3・GR4・GR6・GR8 | LEB | 1.5L | 2.9L | 3.1L | 0W-20 | 左のみ |
※表は横スクロール出来ます。
4代目フィット(現行e:HEV車)オススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラLEO 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20 4L缶
フィットハイブリッドのエンジンオイル量まとめ
GP1フィットハイブリッドのエンジンオイル量
GP1フィットハイブリッドは上の外観です。
エンジンは1.3L(LDAエンジン)+ハイブリッドモータです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.3L(LDAエンジン)
エンジンオイル使用量
- エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.0L フィルターも同時交換で3.2L
エンジンオイル推奨粘度
- 市販品では推奨粘度は0W−20
GP1フィットハイブリッドのエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20又はウルトラグリーン※後述
- 使用可能 上記のみ
GP1フィットハイブリッドのエンジンオイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GP1 | LDA | 1.3L | 3.0L | 3.2L | 0W-20, ウルトラグリーン | 左のみ |
※表は横スクロール出来ます。
GP1フィットハイブリッドオススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラGreen 4L缶
ホンダウルトラLEO 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20
GP4フィットハイブリッドのエンジンオイル量
GP4フィットハイブリッドは上の外観です。
エンジンは1.5L(LEAエンジン)+ハイブリッドモータです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.5L(LEAエンジン)
エンジンオイル使用量
- エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.4L フィルターも同時交換で3.6L
エンジンオイル推奨粘度
- 市販品では推奨粘度は0W−20
GP4フィットハイブリッドのエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 0W−20又はウルトラグリーン※後述
- 使用可能 上記のみ
GP4フィットハイブリッドのエンジンオイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GP4 | LEA | 1.5L | 3.4L | 3.6L | 0W-20, ウルトラグリーン | 左のみ |
※表は横スクロール出来ます。
GP4フィットハイブリッドオススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラGreen 4L缶
ホンダウルトラLEO 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20 4l缶
GP5・GP6フィットハイブリッドのエンジンオイル量
GP5・GP6フィットハイブリッドは上の外観です。
エンジンは1.5L(LEBエンジン)+ハイブリッドモータです。
エンジン排気量とエンジン型式
- 1.5L(LEBエンジン)
エンジンオイル使用量
- エンジンオイル量がオイルのみ交換で3.1L フィルターも同時交換で3.3L
エンジンオイル推奨粘度
- 市販品では粘度は0W−20
GP5・GP6フィットハイブリッドのエンジンオイル使用可能粘度
- 推奨 ウルトラネクスト※後述
- 使用可能 ウルトラグリーン※後述 0W−20(取り扱い説明書記載)
GP5・GP6フィットハイブリッドのエンジンオイル情報まとめ
型式 | エンジン型式 | エンジン排気量 | オイルのみ交換時のオイル量 | オイルフィルター同時交換時のオイル量 | 推奨粘度 | 使用可能な粘度 |
---|---|---|---|---|---|---|
GP5・GP6 | LEB | 1.5L | 3.1L | 3.3L | ウルトラネクスト | ウルトラグリーン, 0W-20 |
※表は横スクロール出来ます。
GP5・GP6フィットハイブリッドオススメオイル
純正オイル
ホンダウルトラNext 4L缶
ホンダウルトラGreen 4L缶
ホンダウルトラLEO 4L缶
純正フィルタ
HAMP オイルフィルタ
ミズコブログ推奨オイル
Castrol EDGE 0w−20 4L缶
ホンダ車専用オイルとは?
ウルトラグリーンとウルトラネクストというホンダ車専用エンジンオイルが存在します。
- ウルトラグリーンはウルトラグリーン適合車とウルトラネクスト適合車に使用できるオイルです。
- ウルトラネクストはウルトラネクスト適合車に使用できるオイルです。
ホンダ車専用オイルの特殊性
SAE規格に適合していません。
SAE規格に適合していないため、通常のオイルに記載があるような「0W−20」や「5W−30」等の粘度の記載がありません。
SAE規格を無視してでも、燃費性能を強化するために、オイルメーカとホンダの共同開発により実現したスペシャルオイルです。
- エンジンのオイルのSAE規格について詳しくはこちら
- エンジンオイルのSAE(Society of Automotive Engineers:自動車技術者協会)規格は、オイルの粘度(流動性)を表す指標であり、エンジンオイルの性能を評価するための国際的な基準です。SAE規格によって、エンジンオイルの適切な粘度が決定され、異なる気候条件やエンジン要件に応じて最適なオイルが選択されます。
- 単一粘度オイル: 単一粘度オイルは、特定の温度範囲で一定の粘度を保つオイルです。SAE規格では、0W、5W、10W、20W、30、40、50、60などの粘度等級が定められています。数字が小さいほど、粘度が低く流動性が良いことを示します。また、”W”(Winter)が付いている粘度等級は、低温環境での性能を示しています。
- 多段階粘度オイル(マルチグレードオイル): 多段階粘度オイルは、広い温度範囲で適切な粘度を保つことができるオイルです。これは、粘度指数改善剤(Viscosity Index Improver)と呼ばれる添加剤を使用することで実現されています。SAE規格では、5W-30、10W-40、15W-50などのように、2つの数字で表される粘度等級が定められています。最初の数字と”W”は、低温環境での性能を示し、2つ目の数字は、高温環境での性能を示しています。
- エンジンオイル選択のポイント: エンジンオイルを選ぶ際には、以下の点に注意して適切なSAE規格を選択することが重要です。
- 車の取扱説明書に記載されている推奨オイルを確認しましょう。自動車メーカーが推奨するSAE規格のオイルを使用することが、エンジン性能を最大限に発揮するための基本です。
- 気候条件を考慮してオイルを選びましょう。寒冷地では、低温で流動性が良いオイル(低いW数)が適しています。一方、高温地域では、高温でのオイルの安定性が重要であるため、高い粘度等級のオイルが適しています。
- エンジンの使用状況や走行距離によっても、オイルの選択が変わることがあります。例えば、高速道路での長距離走行や高負荷運転を行う場合は、高温でのオイルの安定性が重要になるため、高い粘度等級のオイルが適しています。
- エンジンオイル交換時期: エンジンオイルは、一定の期間や走行距離が経過したら交換が必要です。オイル交換のタイミングは、車の取扱説明書に記載されている推奨間隔に従って行うことが基本です。ただし、以下のような状況では、通常よりも早めのオイル交換が必要となる場合があります。
- 都市部での短距離走行や渋滞が多い場合
- 高温・高湿の気候条件下での使用
- 荷重の重い運搬や山岳地帯での走行など、エンジンに負荷がかかる運転を行う場合
エンジンオイルのSAE規格は、オイルの粘度や性能を評価する重要な指標です。車両の取扱説明書に従い、適切なSAE規格のオイルを選択して使用することで、エンジンの性能を維持し、寿命を延ばすことができます。また、オイル交換のタイミングを適切に管理することも、エンジンの健康にとって重要です。
現状、SAE規格で最も柔らかい0W−16よりも更に柔らかいオイルになります。
ウルトラグリーンが先に開発されて、更に後になってからウルトラネクストが開発されました。
ウルトラグリーンよりも更にウルトラネクストの方が柔らかいオイルになります。
そのため、ウルトラグリーン適合車にウルトラネクストは使用できません。
逆にウルトラネクスト適合車にウルトラグリーンは使用することが出来ます。
- ホンダ車専用オイルについて更に詳しくはこちら
- ホンダ車専用オイルとは、ウルトラグリーンとウルトラネクストというホンダ車に特化したエンジンオイルです。これらのオイルはホンダとオイルメーカーの共同開発により、燃費性能を向上させる目的で作られました。特筆すべき点は、これらのオイルはSAE規格に適合していないため、通常のオイルに見られる粘度の記載がありません。
ウルトラグリーンは、ウルトラグリーン適合車とウルトラネクスト適合車の両方で使用できます。一方、ウルトラネクストは、ウルトラネクスト適合車専用のオイルです。ウルトラネクストはウルトラグリーンよりもさらに柔らかいオイルで、現行のSAE規格で最も柔らかい0W-16よりも柔らかいオイルです。
ウルトラグリーンは先に開発され、その後ウルトラネクストが開発されました。ウルトラネクストはウルトラグリーン適合車には使用できませんが、逆にウルトラネクスト適合車にはウルトラグリーンを使用することができます。
ホンダ車専用オイルを使用する際の注意点として、適合していない車種には絶対に使用しないようにしてください。適合していない車種やエンジンに使用すると、保護性能が不足し、エンジンの寿命が極端に短くなる可能性があります。
ホンダ車専用オイルが適合する車種であれば、安心して使用することができます。適合車にお乗りの場合、ディーラーでオイル交換時にウルトラグリーンやウルトラネクストを指定して入れてもらうことがお勧めです。これらのオイルは、燃費性能の向上やエンジン保護性能を追求した、ホンダ車専用のスペシャルオイルです。
ホンダ車専用オイルの注意点
適合していない車種には絶対に使わないようにしてください。
最も柔らかいウルトラネクストを使えば、燃費は向上します。
しかしながら、適合していない車種・エンジンに入れてしまうと、保護性能が足りず極端にエンジンの寿命を短くしてしまう恐れがあります。
ホンダ車専用オイル適合車なら安心して使用可能
ホンダ車専用オイル適合車ならば全く問題無く使用することが出来ます。
適合車にお乗りならディーラでオイル交換時に、ウルトラグリーンやウルトラネクストを指定して入れてもらっても良いかと思います。
適合車でも、エンジンオイルをウルトラLEO(0W−20)で、オーナーに確認せずに入れる販売会社は結構多いです。
前回のオイル交換の伝票などが残っていればぜひご確認をしてみてください!
ウルトラグリーン(ウルトラ GREEN)
このように、缶にウルトラグリーンの記載があるだけで、規格の記載は一切ありません。
「ホンダ・ハイブリッド推奨」の記載がありますが、e:HEVには使えなかったりするので、必ず適合を確認しましょう。
自分の車の適合を確実に知りたい場合は、取り扱い説明書の最後の方に、一括で規格を記載しているページがあるのでそこで確認しましょう。
ウルトラネクスト(ウルトラ NEXT)
こちらも缶にも一切の粘度等の記載はありません。
ウルトラグリーンよりも、後に開発された事もあり、適合車種がウルトラネクストの方が少ないです。
こちらはウルトラグリーン適合車には使えませんので注意してください。