静かになる快適空間!愛車を静音化、至福のドライブ体験を実現する方法と材料

静音化とは

車を走らせていると、色々な音が聞こえて来ると思います。

想像して下さい。

雨が降れば、車のルーフに雨が当たり、金属を弾いたような音がします。

アクセルを踏み込めば、エンジン音がします。ちょっとほこりっぽい道を走れば、タイヤハウスに小石がぶつかる音がします。

タイヤと路面の間の空気がタイヤの溝を通る時のロードノイズなんかもしてきます。

そういったあらゆる音を小さくして、車内を快適にする。それが静音化(せいおんか)です。

ミズコが実際に行った静音化のやり方やメリット・デメリットを紹介。
その時に使った部材、検討した部材も紹介!
今回の記事は、車好きの中でもオーディオ好き、ドライブ好き、何でも知りたい変態さん向きです
スポーツ走行好きには逆行の内容です(でも私はスポーツ走行も好きよ)
ちょっとだけ車を静かにしたい、静かな車を買わなくても静かにできるの?と思う人は読んでみて下さい!

なぜ静音化するのか?

まず、同乗者の声がより聞こえるようになります。

そして、長距離運転でのストレスが軽減されます。

カーオーディオをカスタムした効果がよりはっきりと聞き取れるようになります。

静音化のメリットとは

車の静音化には様々なメリットがあります。以下に主なものを挙げます。

  1. 運転者および乗客の快適性向上:車内の騒音が低減されることで、運転者と乗客はより静かで快適なドライブができます。また、会話や音楽を聞く際にもクリアな音質が得られます。
  2. ストレス軽減:車内の騒音が低下することで、運転者のストレスも軽減される可能性があります。運転中のストレスは事故のリスクを高める要因の一つですので、静音化によって安全性も向上します。
  3. 燃費向上:車の静音化は空気抵抗の低減も意味します。空気抵抗が低くなることで、燃費が向上し、燃料費が節約できます。
  4. 車両の耐久性向上:静音化技術の一部は、車両の振動や騒音を抑制することで、車体や機構部品の摩耗を低減し、車両の耐久性を向上させることができます。
ミズコ
単純に静かな車は快適と感じやすいです

静音化のデメリットとは

車の静音化には多くのメリットがありますが、一部のデメリットも存在します。以下に主なデメリットを挙げます。

  1. コスト:静音化のための改造や部品交換には費用がかかります。また、専門のショップやメカニックに依頼する場合は、その費用も考慮する必要があります。
  2. 重量増加:遮音材や防振材を取り付けることで、車の重量が増加する可能性があります。重量が増えると、燃費が悪化したり、走行性能が低下することがあります。
  3. 安全性への影響:過度な静音化により、車の運転音があまりにも小さくなると、歩行者や他の車両に気付かれにくくなり、事故のリスクが高まる可能性があります。
  4. 故障の見逃し:車の騒音が大幅に低減されると、故障による異音が聞こえにくくなることがあります。これにより、故障の早期発見が難しくなる場合があります。
  5. 保守・メンテナンスの手間:静音化対策を施した部分は、追加の保守やメンテナンスが必要になる場合があります。これにより、手間や費用が増加することがあります。
  6. 車両の個性や性能への影響:一部のドライバーは、エンジン音や排気音を車両の個性と捉えています。静音化により、これらの音が失われることで、車の個性や魅力が損なわれると感じる人もいます。また、過度な静音化が、車両の性能に悪影響を与える場合もあります。

これらのデメリットを考慮し、適切なレベルでの静音化を心掛けることが重要です。静音化の目的や自分の車の状況に応じて、最適な方法を選択しましょう。

ミズコ
やりすぎるとメリットを上回るデメリットがあります。

静音化の方法

車の静音化にはいくつかの方法があります。以下に主な静音化方法を挙げます。

  1. 遮音材の使用:車内の騒音を低減するために、遮音材をドアパネルやフロアパネル、天井などに貼り付けます。遮音材は、騒音の伝播を抑える効果があります。
  2. 防振材の使用:エンジンやサスペンションなどの振動を吸収し、騒音の発生を抑制するために防振材を使用します。防振材は、車体や機構部品に取り付けられ、振動を緩和する役割を果たします。
  3. タイヤの選択:静かなタイヤを選ぶことで、路面からの騒音が低減されます。低騒音タイヤは、騒音を抑制する設計や素材が採用されています。
  4. 空気抵抗の低減:空気抵抗を低減することで、風切り音が小さくなります。車体形状の最適化や、スポイラーの追加、ドアミラーのデザイン変更などで空気抵抗を低減できます。
  5. エンジンの最適化:エンジンの騒音を低減するために、エンジンの設計や制御システムを最適化します。また、排気系の改良や消音器の改善も騒音低減に効果的です。
  6. 吸音材の使用:車内の騒音を吸収するために、吸音材を使用します。吸音材は、シートやカーペット、ヘッドライナーなどに使用され、車内の騒音を減少させます。
  7. 保守・メンテナンス:車両の適切な保守・メンテナンスを行うことで、騒音の発生源となる摩耗や故障を防ぎ、静音化を維持できます。定期的な点検や部品交換が重要です。
  8. サスペンションの改良:サスペンションの性能を向上させることで、路面からの振動や騒音を低減できます。サスペンションのチューニングや高性能部品の取り付けが有効です。
  9. ドアシールの改善:ドア周りのシールを改良することで、風切り音や外部からの騒音を車内に侵入させにくくなります。シールの状態を確認し、必要に応じて交換や補修を行ってください。
  10. ルーフラックやキャリアの取り外し:不要なルーフラックやキャリアを取り外すことで、風切り音が減少し、空気抵抗も低減されます。
  11. 電動パワートレインの採用:電動車(EV)やハイブリッド車(HEV)など、電動パワートレインを搭載した車両は、内燃機関車に比べて騒音が大幅に低減されています。電動車の検討も一つの選択肢です。

以上になります。

電動パワートレイン等は新車からでないと難しいです。

以下にあとからでも施工可能なものを記載します。

遮音材の使用

遮音材は、音の伝播を遮断・減衰させるために使用される材料です。車の静音化において、遮音材は主に車内の騒音を低減する目的で用いられます。以下に、遮音材の使用に関する詳細を説明します。

  1. 遮音材の種類: 遮音材には様々な種類がありますが、主に以下のようなものがあります。
    • 重層ガラス:二枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟んだガラスで、窓ガラスとして使用されます。
    • マスローディングバイナル(MLV):重量が重くて柔軟性があり、音の伝播を効果的に遮断するビニール素材です。
    • 吸音フォーム:オープンセルの構造を持ち、空気中の音波を効果的に吸収する発泡素材です。
    • アルミニウムまたは鉄の板材:金属板を用いて音の伝播を遮断する方法です。
  2. 遮音材の取り付け箇所: 遮音材は、車内の騒音が発生する箇所に取り付けることが効果的です。主な取り付け箇所は以下の通りです。
    • ドアパネル
    • フロアパネル
    • 天井(ヘッドライナー)
    • フェンダーやホイールアーチ
    • 火壁(エンジンルームとキャビンの間の壁)
    • トランクルーム
  3. 遮音材の取り付け方法: 遮音材の取り付け方法は、材料の種類や車両の状況によって異なります。一般的には、以下の手順で取り付けが行われます。
    • 車内のシートやカーペット、内張りを取り外す
    • 取り付ける箇所の表面を清掃し、乾燥させる
    • 遮音材を必要な形状・サイズにカットする
    • 遮音材を取り付ける箇所に貼り付ける(接着剤や両面テープなどを使用)
    • 元々取り外したシートやカーペット、内張りを戻す
  4. 遮音材の効果: 遮音材を正しく取り付けることで、車内の騒音が効果的に低減されます。特に、エンジン音や路面からの騒音、風切り音などが減少します。ただし、遮音材の性能や取り付けの質によって効果には差があります。
  5. 注意点: 遮音材を取り付ける際には、以下の注意点を考慮してください。
    • 遮音材の重量が車両に与える影響を把握しましょう。重量が大幅に増加すると、燃費や走行性能に悪影響が出ることがあります。
    • 遮音材の取り付けによって、内装のフィッティングが悪くなることがあります。そのため、内装の取り付けや調整に注意が必要です。
    • 遮音材の取り付けが不十分であったり、材料が劣化している場合、効果が低下することがあります。定期的な点検やメンテナンスが必要です。

遮音材を用いた静音化は、車内の騒音を効果的に低減し、快適なドライブを実現する方法の一つです。遮音材の選択や取り付け方法によって、効果に差が出ることがありますので、自分の車に適した遮音材と取り付け方法を見つけましょう。また、必要に応じて専門家に相談することも検討してください。

防振材の使用

防振材は、振動を吸収・減衰させるために使用される材料で、車の静音化において、振動によって発生する騒音を低減する目的で用いられます。以下に、防振材の使用に関する詳細を説明します。

  1. 防振材の種類: 防振材には様々な種類がありますが、主に以下のようなものがあります。
    • ビュートラバー:ゴム製の防振材で、高い防振性能と耐久性を持ちます。
    • クローズドセルフォーム:気密性のあるセル構造を持ち、振動を吸収する発泡素材です。
    • オープンセルフォーム:オープンセルの構造を持ち、空気中の振動を効果的に吸収する発泡素材です。
  2. 防振材の取り付け箇所: 防振材は、振動が発生する箇所に取り付けることが効果的です。主な取り付け箇所は以下の通りです。
    • フロアパネル
    • ドアパネル
    • 火壁(エンジンルームとキャビンの間の壁)
    • トランクルーム
  3. 防振材の取り付け方法: 防振材の取り付け方法は、材料の種類や車両の状況によって異なります。一般的には、以下の手順で取り付けが行われます。
    • 車内のシートやカーペット、内張りを取り外す
    • 取り付ける箇所の表面を清掃し、乾燥させる
    • 防振材を必要な形状・サイズにカットする
    • 防振材を取り付ける箇所に貼り付ける(接着剤や両面テープなどを使用)
    • 元々取り外したシートやカーペット、内張りを戻す
  4. 防振材の効果: 防振材を正しく取り付けることで、振動による騒音が効果的に低減されます。特に、エンジンや駆動系から伝わる振動や、走行中の路面からの振動が減少します。ただし、防振材の性能や取り付けの質によって効果には差があります。
  5. 注意点: 防振材を取り付ける際には、以下の注意点を考慮してください。
    • 防振材の重量が車両に与える影響を把握しましょう。重量が大幅に増加すると、燃費や走行性能に悪影響が出ることがあります。
    • 防振材の取り付けが不十分であったり、材料が劣化している場合、効果が低下することがあります。定期的な点検やメンテナンスが必要です。
    • 遮音材と防振材を併用することで、より効果的な静音化が期待できます。適切な組み合わせを検討しましょう。

防振材の取り付けは、専門のショップやメカニックに依頼することも可能ですが、DIYで行うこともできます。ただし、DIYの場合は、適切な知識と技術が必要です。

防振材を用いた静音化は、振動による騒音を効果的に低減し、快適なドライブを実現する方法の一つです。防振材の選択や取り付け方法によって、効果に差が出ることがありますので、自分の車に適した防振材と取り付け方法を見つけましょう。また、必要に応じて専門家に相談することも検討してください。

吸音材の使用

吸音材は、音を吸収し騒音を減衰させる目的で使用される材料です。車の静音化において、吸音材は主に車内の騒音やエコーを低減することを目的として用いられます。以下に、吸音材の使用に関する詳細を説明します。

  1. 吸音材の種類: 吸音材には様々な種類がありますが、主に以下のようなものがあります。
    • ポリウレタンフォーム:オープンセルの構造を持ち、空気中の音波を効果的に吸収する発泡素材です。
    • メラミンフォーム:軽量で高い吸音性能を持つ発泡素材で、熱や湿気にも強いです。
    • フェルト:繊維を圧縮して作られた素材で、空気中の音波を吸収します。
    • バッフル:吊り下げ型の吸音パネルで、空間全体の騒音を低減するために使用されます。
  2. 吸音材の取り付け箇所: 吸音材は、騒音が発生する箇所や反響が生じる場所に取り付けることが効果的です。主な取り付け箇所は以下の通りです。
    • ドアパネル
    • 天井(ヘッドライナー)
    • フロアパネル
    • シート下
    • トランクルーム
  3. 吸音材の取り付け方法: 吸音材の取り付け方法は、材料の種類や車両の状況によって異なります。一般的には、以下の手順で取り付けが行われます。
    • 車内のシートやカーペット、内張りを取り外す
    • 取り付ける箇所の表面を清掃し、乾燥させる
    • 吸音材を必要な形状・サイズにカットする
    • 吸音材を取り付ける箇所に貼り付ける(接着剤や両面テープなどを使用)
    • 元々取り外したシートやカーペット、内張りを戻す
  4. 吸音材の効果: 吸音材を正しく取り付けることで、車内の騒音やエコーが効果的に低減されます。特に、車内で話す声や音楽などの騒音が減少し、快適なドライブ環境が実現されます。ただし、吸音材の性能や取り付けの質によって効果には差があります。
  5. 注意点: 吸音材を取り付ける際には、以下の注意点を考慮してください。
    • 吸音材の重量が車両に与える影響を把握しましょう。重量が大幅に増加すると、燃費や走行性能に悪影響が出ることがあります。
    • 吸音材の取り付けが不十分であったり、材料が劣化している場合、効果が低下することがあります。定期的な点検やメンテナンスが必要です。
    • 遮音材や防振材と併用することで、より効果的な静音化が期待できます。適切な組み合わせを検討しましょう。

吸音材を用いた静音化は、車内の騒音やエコーを効果的に低減し、快適なドライブを実現する方法の一つです。吸音材の選択や取り付け方法によって、効果に差が出ることがありますので、自分の車に適した吸音材と取り付け方法を見つけましょう。また、必要に応じて専門家に相談することも検討してください。

 

タイヤの選択

静音化においてタイヤ選択は重要な要素です。騒音を低減するタイヤは、車内や車外の騒音を抑えることで、快適なドライブ環境を実現します。静音性能の高いタイヤを選ぶ際のポイントを以下に説明します。

  1. 静音タイヤの選択: 静音性能に優れたタイヤは、独自の技術や設計によって騒音を低減しています。以下の要素をチェックして、静音タイヤを選びましょう。
    • タイヤのブランドとモデル: タイヤメーカーは、静音性能に焦点を当てたタイヤを開発しています。静音タイヤを探す際は、メーカーのカタログやウェブサイトを参照し、静音性能が高いとされるモデルを選びましょう。
    • タイヤパターン: タイヤの騒音は、主にタイヤパターンによって発生します。静音性能の高いタイヤは、独自のパターン設計によって騒音の発生を抑えています。静かなタイヤを選ぶ際は、特に非対称パターンや変形パターンを持つタイヤを検討してください。
    • タイヤのサイズ: タイヤサイズも静音性能に影響を与えます。一般的に、幅広で低偏平のタイヤは、接地面積が大きくなるため、騒音が増加する傾向があります。静音性能を重視する場合は、適切なサイズのタイヤを選ぶことが重要です。ただし、タイヤサイズは車種や走行性能にも影響を与えるため、メーカー推奨のサイズを参考に選ぶことが望ましいです。
  2. タイヤの空気圧: タイヤの空気圧も静音性能に影響を与えます。適切な空気圧を保つことで、タイヤが正しく路面に接地し、騒音が低減されます。タイヤの空気圧は、車のオーナーズマニュアルやドライバーズドアの内側に記載されている推奨値に従って設定しましょう。
  3. タイヤ交換時期: タイヤが摩耗すると、騒音が増加することがあります。定期的にタイヤの摩耗状況をチェックし、適切なタイミングでタイヤを交換することが重要です。

静音化におけるタイヤ選択は、快適なドライブ環境を実現するために重要です。静音性能の高いタイヤを選ぶ際には、タイヤのブランドやモデル、パターン、サイズを検討しましょう。また、適切な空気圧を保ち、適切なタイミングでタイヤ交換を行うことで、騒音を低減することができます。

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ミズコ
静かなタイヤを安くお得に買える記事が上になります!

 

静音化で使える材料

オトナシート

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ミズコも多用した、アスファルト系のシートです。

静音化の制振材になります。

30センチ×40センチの長方形で5枚入りです。

ドライヤーやヒートガン等で加熱しながら使うと、曲面にも簡単に貼ることができます

メリットは安いことです!

そして、制振効果が非常に高いことです!本当にすごい!

デメリットは重い事です!5枚で約1.7kgあります。

そして、最初だけアスファルトの匂いがします。いわゆる道路工事現場の匂いです。

天井面や上面に使うことは推奨されていませんが、タイヤハウスに貼っても、ルーフに貼っても、数年使い倒しましたが剥がれることはありませんでした。

ちなみにカー用品ではありませんが、カー用品としても使われているというような部類の商品です。

シンサレート

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シンサレートという、静音化の断熱材・吸音材になります。

車の吸音材や布団やダウンジャケットのような断熱材として衣料分野でも使われています。

メリットは軽いこと、また吸音材としてめちゃくちゃ優れていることです。

吸音材というのは、音そのものを出さないようにというよりは、出てしまった音を吸収して、静粛性を保つものです。

とある音が出て、あらゆるものに反射して、ノイズとなる

その音を、反射せずに吸収して静かにするものです。

そして、断熱材なので、冬場に出かけて、車を停めてから車内の温度が下がるまで時間がかかるので、戻ってきた時に温かいままな時間が長くなります。ヒーター・クーラーの効率が良くなります。

デメリットは特に無いですが、素材そのものなので、テープや粘着面などが無いので、自分で別の手段で固定するなりしないと行けないくらいです。

シンサレートについて詳しくはこちら
シンサレート(Thinsulate)は、アメリカの化学メーカーである3M社が開発した繊維製の断熱材です。シンサレートは、薄くて軽量ながら、高い断熱性能を持っていることから、寒冷地でのウェアやアウトドア用品、手袋、帽子、靴などの衣料品に広く利用されています。

シンサレートの特徴と用途について詳しく説明します。

  1. 特徴:
    • 薄くて軽量: シンサレートは、薄くて軽量でありながら、高い断熱性能を持っています。このため、厚手の衣料品やアウトドア用品に比べて、動きやすさや通気性が向上します。
    • 高い断熱性能: シンサレートの繊維は、繊維間に空気を取り込むことで、熱の伝導を抑え、体温を保持する効果があります。また、湿気に対する抵抗力が高く、湿った状態でも断熱性能が低下しにくいです。
    • 吸湿発散性: シンサレートは、吸湿発散性が高く、汗や湿気を効果的に発散させることができます。これにより、快適な着心地が持続します。
    • 耐久性: シンサレートは、摩耗や洗濯に対する耐久性が高いです。そのため、繰り返しの使用や洗濯にも耐えられます。
  2. 用途: シンサレートは、その薄さと高い断熱性能から、さまざまな衣料品やアウトドア用品に使用されています。以下は、主な用途の例です。
    • アウターウェア: ジャケット、コート、ダウンジャケットなどの冬用アウターに利用されます。
    • アウトドア用品: キャンプや登山用の寝袋やテント、マットなどに使用されることがあります。
    • 手袋・帽子: 手袋や帽子などの冬用小物にもシンサレートが使われており、保温性と快適さを兼ね備えています。
    • 靴: 防寒靴やスノーブーツなど、寒冷地向けの靴にシンサレートが使用されます。これにより、軽量で保温性が高く、快適な履き心地が得られます。
  3. シンサレートの種類: シンサレートには、いくつかのタイプがあります。主なものは以下の通りです。
    • シンサレートインサレーション:一般的なシンサレート製品で、薄さと軽さをはっきりさせた断熱材です。 さまざまな衣料品やアウトドア用品に使用されます。
    • シンサレートウォーターレジストント:撥水加工が施されたシンサレートで、より優れた防水性があります。ウィンタースポーツ用品や雨や雪の多い環境向けの衣料品になっています。
    • シンサレート フレックス:伸縮性が高いシンサレートで、動きやすさを重視した衣料品やアクセサリーに使用されます。
  4. 取り扱いとメンテナンス:シンサレート製品は、適切なメンテナンスを行うことで、長持ちさせることができます。衣料品やアウトドア用品の取り扱い方法については、以下の点に注意してください。
    • 洗濯:シンサレート製品は、一般的に洗濯機で洗うことができますが、必ず製品の洗濯表示を確認してください。また、柔軟剤や漂白剤の使用は避け、洗濯ネットを使用することができますです。
    • 乾燥: 製品によっては、乾燥機の使用が許可されている場合がありますが、必ず洗濯表示を確認してください。風通しの良い場所で自然乾燥させることが、シンサレートの性能を維持するために推奨されています。

 

 

 

グラスウール

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吸音・遮音・そして断熱の効果があるグラスウールです。

メリットは、熱にめちゃくちゃ強いことです。

エンジンルームでも問題なく使えて、マフラーの熱やエンジンの熱を断熱したり、音を遮ったりして使います。

デメリットは、ハサミなどで切った時の、ふわふわ出てくる綿がやっかいです。

手に触ればチクチクとしますし、施工時はマスク着用した方が良いです。

なので、内張りの内側や、エンジンルームなんかでは使えますが、室内のむき出しで使うところには使えません

グラスウールについて詳しくはこちら
グラスウールは、繊維状に加工されたガラス製の断熱材で、建築や工業分野で広く利用されています。グラスウールは、熱伝導率が低く、優れた断熱性能を持っています。また、吸音性能も高いため、音響設備の遮音材としても使用されます。以下に、グラスウールの特徴や用途について詳しく説明します。

  1. 製造方法: グラスウールは、主にシリカ砂、石灰石、ソーダ灰などの原料を高温で溶かし、細い繊維状に引き伸ばした後、冷却して固めることで作られます。一般的に、グラスウールは圧縮された状態でパッケージされており、使用時には適切な厚さに広げて使用します。
  2. 特徴:
    • 優れた断熱性能: グラスウールは、熱伝導率が低いため、熱の伝わりを抑えることができます。これにより、エネルギー消費を抑えることができます。
    • 吸音性能: グラスウールの繊維構造は、音波を効果的に吸収し、騒音を低減します。
    • 耐火性: グラスウールは無機質であり、燃焼しないため、火災に対する安全性が高いです。
    • 耐湿性: グラスウールは、湿気に対する抵抗力があり、適切な施工がされていれば、湿気の影響を受けにくいです
  3. 用途:
    • 建築分野: グラスウールは、住宅や商業施設の外壁、屋根、床などの断熱材として使用されます。また、吸音性能を活かして、音響設備の遮音材や、音楽スタジオ・映画館などの音響処理にも利用されます。
    • 工業分野: グラスウールは、工業用機器やパイプの断熱材としても使用されます。また、自動車や船舶の遮音・断熱材としても利用されています。
  4. 取り扱い時の注意点: グラスウールは、取り扱い時に注意が必要です。その理由は以下の通りです。
    • 刺激性: グラスウールの繊維は、肌に触れるとかゆみや刺激を引き起こすことがあります。また、目や呼吸器にも刺激を与えることがあるため、取り扱い時には適切な保護具(手袋、マスク、ゴーグルなど)を着用して作業を行ってください。
    • 空気中への繊維の飛散: グラスウールを取り扱う際には、繊維が空気中に飛散しないように注意してください。繊維が吸い込まれると、呼吸器に刺激を与えることがあります。十分な換気を確保し、必要に応じてマスクを着用して作業を行ってください。
  5. 環境への影響: グラスウールは、環境に対して比較的低い影響を与える素材です。製造過程でのエネルギー消費は比較的高いものの、長期的に見ると、優れた断熱性能により、エネルギー消費の削減が期待できます。また、グラスウールはリサイクル可能であり、適切な方法で廃棄・リサイクルされることで、環境への影響を軽減することができます。
  6. 代替素材: グラスウール以外にも、断熱・吸音材として利用される素材がいくつかあります。例えば、ロックウールやセルロースファイバー、発泡ポリウレタンなどが挙げられます。それぞれの素材には、独自の特性や適用範囲がありますので、用途や状況に応じて適切な素材を選択してください。

 

Dモール

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こちらは、もともとカー用品として売られていたり、ホームDIY用品として売られていたりしますが、Dモールです。

ゴムでアルファベットのDの形の断面をしている為、Dモールなんて呼ばれています。

エンジンルームの隙間や、トランクの隙間をこのモールで埋めてしまうと、風切り音が低減します。

メリットは両面テープ付きなので、施工が超簡単なこと。

デメリットは、はみ出すと見た目が悪くなるくらいですかね。

また、ドアやトランク・ボンネットの隙間を埋めるので若干閉める為の力が余計に必要になったりします。

 

実際にGD3フィットに静音化した時の写真を紹介

ルーフエリア

まずはルーフライニングを取り外して、むき出しにして、オトナシートを短冊状に切ったものを格子状に貼っていきます。

ルーフを軽く叩きながら、金属のボヨンボヨンという音が出ている部分に張っていき、コンコンという音になるように貼っていきます

運転席助手席側を重点的に行い、トランク付近になるにつれて、格子を大きくするイメージで施工しました。

雨が降っても、天井は振動しない強固な天井が出来ました。

そこに更に、シンサレートをルーフライニングと天井の間に挟み込んでいきます。

養生テープで固定してルーフライニングを載せて、元通りに戻します。

ルーフ叩いて貰って自慢していた謎天井が出来上がりました。

ぶっちゃけ見た目は何も変わらないので、分かる人にしか分からないというド変態チューンです。

制振・吸音・断熱天井なので、真夏の炎天下でルーフから熱が来ることもなければ、大雨でも天井がうるさくなることもなくなりました。

あっという間に元通り?

見た目は何も変わりませんが、静音化天井の完成です。

ボンネット・エンジンルームエリア

 

エンジンルームも静音化します。

使う素材は、アルミシート付きグラスウールです。

ボンネットの裏のもともと付いている遮音剤を外します。

アルミシート付きグラスウールを適当な大きさに切って貼り付けます。

※チクチク注意。マスク、手袋をして行いましょう。

純正遮音材を戻して完成です。

プラスチック製のエンジンカバーの裏にもアルミシート付きグラスウールを貼り付けました。

これで、エンジンルームの音を軽減。

主にインジェクタの作動音やタペット音を軽減することが出来ました。

これも外見からはなにも変わらないですね。

そして、Dモールでボンネットとの隙間を埋めました。

この隙間を埋めると、走行中の風切り音やエンジンルームからの音が外に出にくくなるので、アイドリングのエンジン音も静かになります。

ドアエリア

ドアの内張りを外します。

 

内張りビニールを外して、エプトシーラーを掃除します。

エプトシーラーとは、ドア鉄板と内張りビニールの隙間を埋めるための、半固形状のシール剤です。

服につかないように注意です。

 

オトナシートを貼り付けてドア内張りの穴を塞ぎます。

オーディオの音の改善や、共振音の低減の効果があります。

タイヤハウスエリア

 

わかりにくいですが、タイヤハウスの内側にオトナシートを貼り付けていきます。

地味な凹凸がたくさんあるので、ヒートガンで温めながら作業しました。

室内側です。

内張りを剥がして、タイヤハウスにグラスウールシート貼り付け、空いている空間はシンサレートを入れ込んで埋めました。

砂利道や雨の時に、タイヤハウス内に小石や水が当たる音が聞こえるかと思いますが、その音が大幅に軽減されました。

その他、内装鉄板の内側エリア

 

リヤドアも内張りをを剥がして、オトナシートを貼って穴という穴を埋めていくきます。

内張りを固定するクリップ穴は埋めないように注意です。

室内ももちろんやっていきます。

とりあえず、全てのシートを外します。

純正の吸音材も剥がして、その下に更に制振でオトナシートを響く部分に設置。シンサレートも重ねて吸音性能もアップ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は比較的安価な素材を使って、静音化しているので、総額そこまでの費用はかからずに静音化できました。

なお、作業そのものは自分自身で行っているので、作業代の部分はノーカウントです。

この時のフィットのコンセプトは「フィットツアラー」というコンセプトでした。

高速道路をみんなでわいわい言いながら、快適に移動する為の車として作りました

静音化とは関係ないですが、フリップダウンモニターなんかも付けて、わいのわいの言いながら快適な移動を楽しめるようにしました。

皆さんの車いじりの参考になれば嬉しいです。

 

予算の都合で使えなかった高級素材たち

レアルシルト制振シート

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デッドニング界隈で有名な制振材です。

癖もなく使いやすい、小さくカット済み。

オーディオショップなんかでよく使われています。

 

レアルシルト・アブソーブ

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制振と吸音・遮音が同時に出来るスグレモノです。

謳い文句としては、マイカーが高級車のようにグレードアップします。とのこと。

見た目からして、高級ですがこちらもオーディオショップなんかで使われています。

潤沢な予算があれば、このようなカー用品の専用材料を使えるんですが、当時の自分には無理でした。

ミズコ
正確には覚えていませんが、車まるごとの材料費で2万円から3万円程度で済ましたと思います。
参考になれば幸いです。

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