HONDAディーラメカニック、チューニングショップで勤務経験のある2級自動車整備士のミズコが、、、
・加速中になんかもたつくような加速感がある時
・アクセルを小さめに開けている時は問題ないけど、ちょっと加速したい時に加速が付いてこない
・加速しようとしているとクルマが若干かくかくする
・なんか息つくような感じで加速がもたつく
こんな症状をの対処方を紹介していきます。
結論はスパークプラグ交換&イグニッションコイル交換です!
スパークプラグのダイレクトイグニッションコイルとは?
エンジンのスパークプラグの直上に取り付けられておりスパークプラグに「ミニかみなり」を発生させて、エンジンの空気とガソリンとの混合気に点火する部品です。
- イグニッションコイルについて詳しくはこちら
- ダイレクトイグニッションコイルは、エンジンの点火システムにおいて、スパークプラグに直接電流を供給する方式の一つです。従来のイグニッションシステムと比較して、ダイレクトイグニッションコイルは、エンジン性能の向上、燃費の改善、排出ガスの低減などの利点があります。以下に、ダイレクトイグニッションコイルについて詳しく説明します。
- ダイレクトイグニッションコイルの仕組み: ダイレクトイグニッションコイルは、従来のイグニッションコイルやディストリビューターを省いて、エンジンの各気筒に対応するスパークプラグ上に直接取り付けられたイグニッションコイルです。これにより、スパークプラグへの電流供給がより効率的で正確に行われます。エンジンコントロールユニット(ECU)が点火タイミングを制御し、各イグニッションコイルに電流を流すことで、スパークプラグに火花が発生します。
- ダイレクトイグニッションコイルの利点: ダイレクトイグニッションコイルは、従来のイグニッションシステムに比べて、以下のような利点があります。
a) エンジン性能の向上:ダイレクトイグニッションコイルにより、スパークプラグへの電流供給が効率的で正確に行われるため、点火タイミングが緻密に制御され、エンジン性能が向上します。
b) 燃費の改善:エンジン性能の向上により、燃焼効率が高まり、燃費が改善されます。
c) 排出ガスの低減:燃焼効率が高まることで、排出ガスの量が低減され、環境負荷が軽減されます。
d) メンテナンスの簡素化:ダイレクトイグニッションコイルは、ディストリビューターや高圧ケーブルなどの従来のイグニッションシステムの構成要素が不要になるため、メンテナンスが簡素化されます。これにより、故障の可能性が減少し、長寿命化が期待できます。
e) 電磁干渉の低減:ダイレクトイグニッションコイルは、高圧ケーブルを使用しないため、電磁干渉が大幅に低減されます。これにより、車載電子機器への影響が緩和され、正確な制御が可能になります。
- ダイレクトイグニッションコイルの欠点: ダイレクトイグニッションコイルには、以下のような欠点もあります。
a) コストの上昇:各気筒に対応するイグニッションコイルが必要となるため、コストが高くなります。
b) 交換時の手間:ダイレクトイグニッションコイルは、各スパークプラグに直接取り付けられているため、交換時には少し手間がかかることがあります。
ダイレクトイグニッションコイルは、その利点から多くの現代の自動車に採用されています。エンジン性能の向上、燃費の改善、排出ガスの低減など、さまざまなメリットがあることから、自動車技術の進化とともに普及が進んでいます。ただし、コストや交換時の手間などの欠点もあるため、車両のメンテナンスに関しては注意が必要です。
ガスコンロの点火で、「ちちちちちち」と火花を飛ばし、ガスに点火する。
ガスコンロでミニかみなりを使ってガスに火を付けるのと原理は同じです。
初代フィットの加速のもたつきを修理する
嫁さんのお義父さんのフィット修理での出来事です
ある日、ミズコのお義父さんのGD1フィットに乗っていると、加速中に息つくような加速感が。
話を聞くと、車屋に2回ほど診てもらっているけれど直らないんだとのこと。
乗った感覚、
・アクセルを緩やかに踏んでいくと問題なく加速できる
・ちょっとキビキビ加速気味に瞬間的にアクセルを煽ると加速するどころか若干減速感がある
空気を沢山送り込むとダメになって、ゆっくり吸い込ませれば大丈夫
そんな感覚です
うん、これはプラグトップコイルがやられてるわ。ボンネット開けるまでもないねと部品を手配するのであった。
このような症状の時は、スパークプラグのダイレクトイグニッションコイルの不良が考えられます。
エンジンは空気を圧縮しています。
沢山空気を吸い込むと、空気の圧縮が多くなり、プラグがより強い力を必要とするので火花が飛びにくくなるんです
- アクセルを開けると火花が飛びにくくなるについて詳しくはこちら
- エンジンは、燃料と空気を混ぜて燃焼させることで動力を発生させます。その際、シリンダー内に吸い込まれた空気がピストンによって圧縮されます。この圧縮がうまく機能することで、燃料の燃焼効率が向上し、エンジンの出力が最適化されます。
空気をたくさん吸い込むと、シリンダー内の空気がより高い圧力に圧縮されます。その結果、スパークプラグでの火花が飛びやすくなることが期待されますが、逆に火花が飛びにくくなることもあります。これは、圧縮された空気が高圧になることで、スパークプラグで発生する火花が弱まってしまうためです。
そのため、イグニッションコイル(点火コイル)が正常に機能していない場合、より多くの空気が吸い込まれた状態で圧縮されると、火花が飛びにくくなります。これが、加速時にもたつき感や若干の減速感が生じる原因となります。
イグニッションコイルが不良であれば、圧縮された空気に対して適切な強さの火花が発生しないため、エンジンの燃焼効率が低下します。その結果、加速性能が悪化し、上記のような症状が現れることになります。この問題を解決するには、イグニッションコイルを交換することで、正常な火花が発生するように修理する必要があります。
GD1フィットの加速感を格安修理してみた
故障の原因・リヤ側コイルの不良
いきなり結論ですが、リヤ側のトップコイルの1本が不良でした。
コイルの付け根付近の白くなっている部分がリーク跡です。
- リークによって起こりうる症状について詳しくはこちら
- スパークプラグのダイレクトイグニッションコイルがリークすると、エンジン性能や燃費に悪影響を及ぼす可能性があります。リークとは、イグニッションコイルが正常にスパークプラグへ電気を供給できない状態を指します。これは、電気が他の箇所に逸れてしまい、スパークプラグへの火花が不十分になることを意味します。ダイレクトイグニッションコイルがリークした場合、以下のような症状が現れることがあります。
- エンジンのかかりが悪い: イグニッションコイルのリークにより、スパークプラグへの火花が不十分になると、エンジンの始動が困難になります。これは、燃料が正常に燃焼しないため、エンジンのかかりが悪くなる原因となります。
- エンジンのミスファイア: イグニッションコイルがリークしている場合、スパークプラグに適切な火花が供給されず、エンジンが不規則に燃焼することがあります。これにより、エンジンのミスファイアが発生し、エンジン性能が低下します。
- 燃費の低下: イグニッションコイルのリークにより燃料が正常に燃焼しないと、燃費が低下します。これは、車両の総合的なパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。
- エンジンチェックランプの点灯: イグニッションコイルがリークしている場合、エンジンコントロールユニット(ECU)が異常を検知し、エンジンチェックランプが点灯することがあります。
イグニッションコイルがリークしている場合、速やかに修理や交換を行うことが重要です。リークが放置されると、エンジン性能の低下や燃費の悪化、さらには触媒コンバータへのダメージなど、様々な問題が発生する可能性があります。また、定期的な点検やメンテナンスを行うことで、イグニッションコイルのリークやその他の問題を未然に防ぐことができます。
エンジン負荷が高い時にプラグに飛ばすべき火花をここからシリンダーヘッドに飛ばしてしまうんですね。
その結果、ガソリンへの着火がされず、加速感が落ちるのです。
新品プラグと外したプラグ
新品プラグ
NGKの標準形状プラグです。
4気筒エンジンですがツインプラグエンジンのため8本必要です。
(後述します)
外した古いプラグ
前と後ろは同じ物が付いていました。
後述しますがGD1・GD2フィットのスパークプラグは前だけ変えてあって、後ろが変えてないなんてことがたまにあります。
新品社外コイルと外した不良純正コイル
新しい社外コイルがこちら
思ったよりもしっかりしています。
ちなみに2019年に交換してますが、2022年時点で問題なく使えています。
追記・2023年にお義父さんフィット降りましたが、それまで問題なく使えました(約4年間)。
カプラー形状も10mmを締めるボルト穴の位置も問題なしです。
外した純正コイル
それなりに使用感がありますが見た目では分かりにくいです。
原因になったようなリーク跡が診て分かれば簡単ですが、明確な見た目でわからない場合判別が難しいです。
一部のディーラでは「プラグトップコイルテスター」というリーク測定が出来る機器を使って測定します。
ただ、どこのディーラにもあるわけではありません。
専用機器があるのでどれがNGかの特定ができます
ただし、同じ時期に取り付けならばほぼ同程度に劣化しているので予算が許すのであれば全交換がオススメです
- トップコイルテスターについて詳しくはこちら
- プラグトップコイルテスターは、イグニッションコイル(点火コイル)の性能を測定する専用の機器です。このテスターを使用することで、イグニッションコイルのリーク(漏電)や機能不良を確認することができます。特に、外観上では判別が難しいリークや不良箇所も、この機器を用いることで診断が可能となります。
プラグトップコイルテスターは、イグニッションコイルに電圧をかけて、発生する火花の強さや連続性をチェックします。これにより、コイルの機能が正常であるか、あるいは交換が必要であるかを判断できます。
ただし、プラグトップコイルテスターは、専門的な診断機器であるため、すべてのディーラーや車屋に常備されているわけではありません。また、使用方法や判断基準が専門知識を要するため、適切にテストを実施するには熟練した技術者が必要です。
もし、お近くのディーラーや車屋にプラグトップコイルテスターがない場合は、別の方法でイグニッションコイルの性能を確認することも可能です。例えば、エンジンの調子が悪い場合や加速性能が低下している場合、イグニッションコイルを一つずつ取り外して、別の正常なコイルと交換して試すことで、問題のあるコイルを特定することができます。ただし、この方法は手間がかかるため、プラグトップコイルテスターが利用できる場合は、そちらを優先して使用することが望ましいです。
GD1・GD2のL13Aエンジンはツインプラグエンジンです
GD1・GD2フィットや一部のモビリオ・フィットアリアなどはツインプラグエンジンとなっています。
ツインプラグとは?
通常4気筒であれば、スパークプラグは4本使用します。
ツインプラグエンジンでは1気筒あたり2本のスパークプラグを使用します。
- ツインプラグを使う理由について詳しくはこちら
- ホンダのツインプラグエンジンは、各気筒に2本のスパークプラグを使用する設計が採用されています。この設計により、燃焼効率の向上や排出ガスの低減が実現されています。ツインプラグエンジンで2本のスパークプラグが必要な理由は以下の通りです。
- 燃焼効率の向上: ツインプラグエンジンでは、2本のスパークプラグがそれぞれ異なるタイミングで火花を放つことで、燃料と空気の混合物の燃焼がより均一になります。これにより、燃焼効率が向上し、エンジンの出力が増大します。また、燃料消費量が削減され、燃費が改善されることも期待できます。
- 排出ガスの低減: 燃焼が均一に行われることで、未燃焼の燃料が排出されることが減少します。その結果、排出ガス中の有害物質が低減され、環境に優しいエンジンとなります。
- エンジンの信頼性向上: 2本のスパークプラグが使用されることで、片方のプラグが故障した場合でも、もう一方のプラグが機能し続けるため、エンジンの信頼性が向上します。これにより、エンジンのダウンタイムが短縮され、長寿命化が実現されます。
- ノッキングの抑制: ツインプラグエンジンでは、燃焼が効率的に行われるため、エンジンのノッキング(異常燃焼)が抑制されます。ノッキングが減少することで、エンジンの耐久性が向上し、エンジンの総合的な性能が向上します。
ホンダのツインプラグエンジンは、これらの理由から2本のスパークプラグを使用しています。燃焼効率の向上や排出ガスの低減、エンジンの信頼性向上など、さまざまなメリットがあるため、多くのホンダ車(フィット・モビリオ等)に採用されています。
ツインプラグのユーチューブ動画(約3分)
このように、わずかにずらしたタイミングで点火プラグ2箇所で火花を飛ばすことにより、燃焼効率を上げて燃費の向上及びパワーの向上を目指したエンジンです。
スパークプラグ及びイグニッションコイルが2倍必要になるので、製造にも維持にもそれなりにコストが増えますので、コストに見合う効果が薄くなった点、制御技術の向上等で、現在のホンダエンジンには使われていません。
GD1・GD2フィットイグニッションコイル品番と費用の目安
GD1・GD2のフロント側イグニッションコイル品番は30520−PWAーS01です。
ホンダ純正品だと価格は約8000円です。
信頼性のあるNGK等の社外品だと約5000円 NGKのイグニッションコイル品番はU5097です
ノーブランドの社外品だと約2000円から1000円程度で購入可能です。
GD1・GD2のリヤ側イグニッションコイル純正品番は30521−PWAーS01です。
ホンダ純正品だと価格は約8000円です。
信頼性のあるNGK等の社外品だと約5000円 NGKのイグニッションコイル品番はU5098です
ノーブランドの社外品だと約2000円から1000円程度で購入可能です。
1個約8000円で8本必要なので約64000円が部品代です
費用面でかなりの差が出てきます
ミズコが実際に買ったのはこれです。
ノーブランドの前後トップコイルフロント4本+リヤ4本+NGKの標準プラグ8本セット
このセット内容で価格は3年程前の当時で18000円程
猛烈に安いです。
純正で一式変えようと思うと数万円はあっさり超えてしまいますから恐ろしいコスパです。
ツインプラグのリヤ側は非常に見えにくいのが問題です
ツインプラグエンジンはフロント側とリヤ側(インテーク側・エキゾースト側と表現することもあります)で1気筒あたり2本のプラグとイグニッションコイルが付いています。
通常のエンジンは1気筒あたり1本です。
ここが問題なのです。
知識がない車屋さんだと、手前の見えやすいところに付いているトップコイルとプラグのみ点検や交換をすることがあるのです。
ディーラ勤務時に、中古車で買ったばかりというフィットを点検してフロント側のプラグは新品でリヤ側はものすごい古いなんてことも良くあります。
通常1気筒あたり1本という常識があるがゆえに、リヤ側を見落としてしまいがちなんですよね。
(知ってればなんてこと無いんですが)
自動車整備士もスキルに差があります
どこの業界も同じですが、触ってる車種・メーカによって多少の得意不得意は出てきます
プラグトップコイルって社外品に変えても良いの?
プラグトップコイルを社外品に変えても問題なく走れます。
プラグトップコイルとは、エンジンに吸い込む空気とガソリンの混ざった混合気に火花を飛ばして点火する為に付いています。
平成前半のクルマにはディストリビュータ+プラグコードでしたが、平成後半位のクルマから取り付けられています。
- ディストリビュータについて更に詳しくはこちら
- ディストリビュータは、内燃機関において点火システムの一部として機能する機械的な装置です。主にイグニッションコイルからの高圧電流を受け取り、エンジンのシリンダーごとに適切なタイミングでスパークプラグへ送電する役割を果たしています。これにより、各シリンダー内での燃料の燃焼が効率的に行われ、エンジンがスムーズに動作します。
ディストリビュータの構造は、回転するローターと固定されたキャップからなります。キャップの内側には、シリンダー数に応じたコンタクトポイントが設置されています。エンジンが回転することで、ローターも同期して回転し、その先端がキャップ内の各コンタクトポイントに接触することで、高圧電流がスパークプラグへと伝わります。
しかし、近年の自動車では、ディストリビュータの代わりにディストリビュータレスイグニッションシステム(DIS)やコイルオンプラグ(COP)と呼ばれるシステムが採用されています。これらのシステムでは、各シリンダーに直接イグニッションコイル(プラグトップコイル)が取り付けられ、ディストリビュータを介さずにスパークプラグへ高圧電流が供給されます。これにより、点火の精度が向上し、エンジン性能や燃費が改善されるとともに、メンテナンスの手間が軽減されます。
ディストリビュータを使用している古い車両では、タイミングライトを使って点火時期の調整が必要ですが、ディストリビュータレスイグニッションシステムやコイルオンプラグを採用している近年の車両では、エンジン制御ユニット(ECU)が点火タイミングを自動的に制御するため、手動での調整は不要となっています。
社外品に交換する時は、純正品程度の点火性能があることが必要です。
点火性能が高くかつ寿命が長いほど高性能です。
プラグトップコイルの性能の良し悪しは見た目でも乗っても分かりません。
純正品は高額ですので、社外品にすることにより修理費用を圧縮することが可能です。
粗悪品は耐久性が劣る可能性があります
なので社外品でも信頼のおけるメーカを選ぶと良いです
交換時オススメのトップコイルはNGK製トップコイルです
NGKはクルマを触る人には馴染みのあるブランドですが改めて簡単に解説してみましょう。
NGKはスパークプラグ分野では世界で一番の圧倒的シェアを持っています。
日本特殊陶業という会社でブランドとして「NGK」ブランドを展開しています。
自動車産業という、世界でも大きい市場でスパークプラグといえばNGKという圧倒的な世界的知名度を誇っています。
- NGKについて更に詳しくはこちら
- NGKは、日本特殊陶業株式会社(NGK Insulators Ltd.)が展開する自動車用スパークプラグおよび関連製品のブランドです。創業は1936年で、日本を拠点に世界各地に製造拠点や研究開発施設を持っています。
NGKは、スパークプラグとイグニッションコイルの分野で世界的に高い評価を受けており、多くの自動車メーカーや修理業者から信頼されています。その理由は、NGK製品の高品質と高性能、そして長寿命にあります。また、NGKは環境にも配慮した製品開発に力を入れており、燃費効率の向上や排気ガスの低減に貢献しています。
スパークプラグにおいては、NGKはさまざまな種類のプラグを提供しています。たとえば、銅芯プラグ、プラチナプラグ、イリジウムプラグなどがあり、それぞれの特性や用途に合わせて選ぶことができます。また、高性能なイグニッションコイルも提供しており、純正品と同等またはそれ以上の性能を発揮する製品が多数あります。
NGKは、自動車業界だけでなく、航空機や産業用エンジンなど幅広い分野で活躍しています。さらに、セラミックス技術を応用した新素材や電子部品なども開発しており、その技術力は非常に高いとされています。
まとめると、NGKは、スパークプラグおよびイグニッションコイルの世界的リーダーであり、その製品は高品質かつ高性能で信頼性が高いことが特徴です。自動車業界において、NGKを知らない人はほとんどいないほどの知名度を持っています。交換時には、NGK製のトップコイルを検討することで、安心して運転を楽しむことができます。
スパークプラグ交換・トップコイル交換は自分でも出来ます
スパークプラグ交換・トップコイル交換は、必要な道具さえあれば自分で交換することも可能です。
GD1・GD2の場合、10mmのソケットレンチとプラグレンチがあれば可能です。
プラグ交換プラグトップコイル交換のやり方
基本的には、外してつけるだけです。
ディーラで点検時(12ヶ月点検・車検)は、点検項目と重複しているため、作業代無料です。
※純正イリジウム車は、距離省略があるため、有償の可能性があります。
(点検代はかかります)
- エンジンを切り、ボンネットを開けます。(エンジンが熱い時はやけど注意)
- 10mmのネジ2本を外してエンジンのプラスチックカバーを外します。
- プラグコイルのカプラーを外します。(カプラの真ん中の爪を押しながら引っ張ると外れます)
- カプラの10mmのステーのボルトを外します。(はずしたら横方向にずらすと配線一式が外れます)
- 各プラグトップコイルの10mmのボルトを外します。(リヤ側見えづらいので注意)
- プラグトップコイルを引っ張り外します。(ゴムが吸着している事がありちょっと引っかかる感があることも)
- スパークプラグをプラグレンチを使って取り外します。(取り付け時は締めすぎ注意です、そんなに力はいりません)
- 取り付けは逆手順で大丈夫です。(プラグ締めすぎ注意です)
- 取り付けについて詳しくはこちら
- プラグ交換およびプラグトップコイル交換の手順は以下の通りです。
- エンジンを停止し、ボンネットを開けます。エンジンが熱い場合は、冷えるのを待ってから作業を行ってください。
- 10mmのネジ2本を外し、エンジンのプラスチックカバーを取り外します。
- プラグコイルのカプラーを外します。カプラの中央部分の爪を押しながら引っ張ると外れます。
- カプラの10mmのステーのボルトを外し、配線一式を横方向にずらして外します。
- 各プラグトップコイルの10mmのボルトを外します。リア側は見えにくいので注意が必要です。
- プラグトップコイルを引っ張って外します。ゴム部分が吸着している場合があり、引っかかる感じがすることもあります。
- スパークプラグをプラグレンチを使って取り外します。取り付け時は締めすぎに注意してください。強い力は必要ありません。
- 取り付けは逆の手順で行います。再度、プラグの締めすぎに注意してください。
もし自分で交換が難しいと感じた場合、インターネットで購入した部品を持ち込んで、ディーラーや修理工場で取り付けをお願いすることがおすすめです。インターネットでの購入は割引が適用されることが多く、コスト削減につながります。
定期的な点検や車検時にスパークプラグの交換を依頼することもできます。12ヶ月点検や24ヶ月点検の項目にスパークプラグの点検が含まれているため、無料で作業を行ってもらえることがあります。ただし、純正イリジウムプラグ採用車の場合、距離によっては省略が可能なため、必ず無料とは限りません。
要点をまとめると、プラグ交換とプラグトップコイル交換は基本的に外して取り付けるだけの作業ですが、自分でやるのが難しい場合はディーラーや修理工場に依頼することがおすすめです。また、点検や車検時にも交換をお願いすることができ、無料や割引で作業が可能な場合があります。車検や定期点検の際にスパークプラグの点検が含まれていることを理由に、無料で交換してもらえる可能性が高いです。ただし、純正イリジウムプラグ採用車の場合は、距離によって省略が許されるため、必ず無料とは限りません。
自分で交換が難しいと感じた場合、プロフェッショナルに依頼することで安全かつ正確な作業が期待できます。また、インターネットで購入した部品を持ち込むことでコスト削減が可能です。どの方法を選ぶかは、自分のスキルや予算に応じて判断することが重要です。
それでも自分でやるのは難しい?どうすれば?
それでも自分でやるのは難しいと感じたら、ネット購入して店舗で装着がオススメです。
(純正品だったとしても、ネット購入のほうが割引が効いて安いです)
点検・車検時にお願いすれば無料になる又は割引で作業可能です。
(12ヶ月点検・24ヶ月点検項目にスパークプラグが含まれていることが根拠です)
点検・車検の項目に「スパークの点検」の項目があるため、無料作業実施してもらえる可能性が高いです。
(純正イリジウム採用車の場合、距離により省略が可能なため、必ず無料ではありません)
GD1・GD2以外のフィットのイグニッションコイル型式まとめ記事はこちら
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