こちらの記事では
・家庭菜園で夏野菜を育てている。
・ホームセンターで売っている堆肥を見てもどれを使っていいか分からない
このような人向きです。
夏野菜用の家庭菜園で冬にやること【堆肥編】
植わっていた植物の根っこを除去しよう
トマトやピーマン・ナスなどの夏野菜の収穫が秋から冬にかけて、終わってきたら、畑スペースが空く方も多いかと思います。
根っこを細かく刻んで、畑にすき込んでしまうというやり方もありますが、家庭菜園ではある程度根っこを取り除いてしまうことをオススメします。
というのも、土壌の酸度が植物の生育に大きく関わってくるのですが、植物そのものも酸性だからです。
また、発酵するまでにある程度時間を要するため、大きめや太めな根っこは除去してしまいます。
小さくて細かい根っこはそのままで大丈夫ですが、酸性に偏りがちなので、大きめの根っこは可能な限り取り除きましょう。
堆肥を入れよう
ある程度、根っこを除去出来たら堆肥を入れましょう。
堆肥とは
堆肥とは、元となる物質を微生物により分解されたものです。
鶏糞から作ったものを、鶏糞堆肥
牛糞から作ったものを、牛糞堆肥
木くずやおがくず等から作ったものをバーク堆肥
更に、それらを組み合わせた内容のものも売っています。
このように、いろいろな堆肥が売っています。
用途によって使い分ける訳です。
堆肥を入れて土をひっくり返そう
自分の目的にあった堆肥を、畑に撒いて、土を耕しましょう。
その後は半月程度放置して、またひっくり返したりします。
ひっくり返すとは、「上の方の土と、下の方の土を入れ替える」イメージです。
家庭菜園での堆肥の使い分け
ここでは、ホームセンターで、多く見かける、「鶏糞堆肥」「牛糞堆肥」「バーク堆肥」についてそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
鶏糞堆肥
卵や鶏肉の副産物である、鶏糞から作った堆肥です。
鶏糞のメリット
肥料分が豊富です。
鶏糞のデメリット
土壌改良する力は弱めです。
また、発酵具合が進んでいないものは臭い可能性があります。
牛糞堆肥
牛乳や牛肉の副産物の牛糞の堆肥です。
牛糞堆肥のメリット
肥料効果がある程度見込めます。
また土壌改良効果も高いです。
牛糞堆肥のデメリット
発酵が進んでいないものは匂いが出る可能性があります。
バーク堆肥
木くずやおがくず等の、植物を発酵させて作った堆肥です。
バーク堆肥のメリット
土壌改良の効果が見込めます。
また匂いが出にくいです。
バーク堆肥のデメリット
肥料としての効果はそこまで高くありません。
用途まとめ
土壌改良目的ならば、牛糞堆肥またはバーク堆肥
肥料目的ならば、牛糞堆肥または鶏糞堆肥
または、ミックス堆肥のようなブレンドされた堆肥となります。
単品の堆肥に比べれば、ブレンドされた堆肥の方が、重さや容量辺りの値段が若干高い傾向があります。
また、アパートや密集住宅地で匂いが気になる場合は、「完熟」の表記がある堆肥や、バーク堆肥をオススメします。
また、「牛糞」と「牛糞堆肥」は別物です。
「牛糞」は牛の糞を乾燥させた物。
「牛糞堆肥」は牛糞を発酵させた物です。
「牛糞」は価格が安く、家庭菜園などではなく大規模な農場で多く使われますが、臭いが出るのと、ハエ等の発生が有るため、家庭菜園に適さない事があります。
特に臭い・ハエの発生などは住宅地での近隣トラブルになりかねなせん。
対する「牛糞堆肥」は発酵がきちんとされているものであれば臭いの発生はあまりありません。
これは、「鶏糞」と「鶏糞堆肥」にも言える事です。
我が家の道具
鍬(くわ)
家で使っている鍬です。
3本爪のタイプと平たい爪のタイプの2タイプを使っています。
3本爪タイプは、貫通力が有るので、掘り返すときや混ぜ込む時に、平たい爪のタイプは畝(うね)を作ったり、土を移動させたりする時に重宝します。
近くにあればカインズがコスパ良い
家で使っている鍬は、カインズホームで購入しました。
木目調ですが、柄の部分がアルミパイプになっており、耐久性も数年使っていますが全く問題ありません。
その他の鍬に比べると若干小さいのですが、ガチ農家の方は本気の道具を使うほうが良いと思いますが、家庭菜園であればとっても使いやすいです。
価格も、千円程度とお手頃です。
土や堆肥、鍬やハサミなんかは、ネットで購入するよりも、ホームセンターで購入するほうが安い傾向があります。
肥料や、芝刈り機等のある程度金額がして、体積が小さいものはネットで購入がお得です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
堆肥の使い分けの参考になれば幸いです。
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