・おすすめの土壌の酸度
・酸度の見方
・石灰の使い分け
・活力剤と肥料
これらを纏めてみました
鈴なりキャベツの育て方
2021年10月10日、嫁さんと昼ご飯を食べてから、ホームセンターへお買い物。
サントリーフラワーズのフィオリーナが売ってたらいいなーと買い物に向かうとフィオリーナはなかったが、こんなものが、、、

シーズンの売れ残りの鈴なりキャベツです。
芽キャベツは作ったことがありますが、鈴なりキャベツはありません。
- 1株で2〜4個のキャベツが収穫可能
- 植え付け時期は8月中旬から9月下旬が推奨
芽キャベツはもっと沢山採れるし、普通のキャベツは1個なので明確に違いそうです。
今日は10月10日、、、誤差の範囲じゃろ!
売ってる中で状態が良さそうな苗を一株購入!

というわけで買って帰って来ました。
根っこチェック(やや根っこ回りすぎです)

根っこはしっかり回っています。
この写真のような状態を根鉢が回ると言います。
水分・栄養分を求めて根を伸ばして行くが、ポットに遮られて伸ばせず、ぐるぐる回ってる状態です。
土壌の酸度をチェックします(キャベツの適正酸度は6.5から7.0です)

植え付ける場所に土壌酸度計を差し込んで、土壌酸度を計測します。
測定したところ、phは6.5なので、良好な状態です。
植え付けの約1周間前に苦土石灰を混ぜ込んでいます。
- キャベツの適正土壌酸度は6.5〜7.0の弱酸性
大抵の植物は6.0~7.0付近なら問題なく育ちますが、イチゴなんかは酸性土壌を好むので、5.5~6.5付近です。
「育てたい植物の種類 土壌酸度」で検索すると大体出てきます。
石灰の使い分け
石灰はアルカリ性で石灰を使ってアルカリ性に寄せることができます。
放おって置くと段々と酸性に偏っていきます。
石灰のざっくりとした特徴
石灰の種類 | アルカリの強さ | 植物を直ぐに植えられる? | 補足 |
消石灰 | 非常に強い | 2周間から1ヶ月ほど待ちが必要 | 土壌の酸性を改善する力強め、 |
苦土石灰 | そこそこの強さ | 数日待ったほうが良いが、すぐ植え付けても大丈夫 | 苦土=マグネシウムも含んでいる、肥料効果も |
有機石灰 | かなり弱め | 問題なし | 緩やかに効く肥料効果 |
※表は横にスライドできます。
肥料なども酸性ですし、植物そのものも酸性です。酸度なんざ計らなくても分かるぜ!って人はいいですが、石灰の量の目安にも酸度計はあると便利です。
肥料を施肥(少な目がおすすめです)

植え穴付近の土に、化成肥料を混ぜます。
今回入れた物は10・10・10という、窒素・リン酸・カリウムの配合が均一の物です。
肥料に書いてあるこの数字のバランスが大事です。
肥料は語るとめっちゃくちゃ長くなります。
ざっくりした肥料の効果部位
成分 | 主に効く部分 |
窒素 | 葉っぱ |
リン酸 | 花・果実 |
カリウム | 根っこ |
ざっくり言うと、窒素は葉っぱを育てる成分、リン酸は花・果実を育てる成分、カリウムは根っこを育てる成分になります。
人間で言うところの、タンパク質・炭水化物・脂質のような物です。
成長するためには絶対必要な物です。
肥料を入れるときは「ちょっと足りないかな??」位の少なめがおすすめです。
多すぎると、肥料焼けで枯れてしまいます。
少なすぎる分には「色が薄いかな?ちょっと弱々しいかな?」と肥料が足りていないような症状が出ますのでその時に足せばOKです。

肥料を入れて混ぜ込みます。
ほとんど肥料の粒は見えなくなりました。こんな感じ。
実はこの場所、とっても粘土質だったのですが、段々と改善してきました。去年の冬にバーク堆肥を混ぜ込んであります。
・多すぎると枯れてしまいます
・少ないと成長が悪いです
根っこをほぐします(ほぐすかは植物の種類によります)

根鉢が回りすぎていたので、手で塊の部分だけかる~くほぐしてあげます。
お花でも野菜でも根をほぐす、ほぐさない論争があります。
根っこをほぐすか | メリット | デメリット |
ほぐす | 新しい根っこが出てきやすく、土との活着が良くなる | 病気発症のリスクが上がる ほぐしすぎると枯れてしまうのでほどほどに |
ほぐさない | 傷口が出来ないため、病気発症リスクが低い | 土との活着に時間がかかる |
※表はスライド出来ます
根っこをほぐすと、根っこを切ることになり、塊過ぎている部分を取り除くと新しい根が出てきやすくなるため、成長が促されます。
ほぐすことのデメリットとしては、根っこを切るということは傷口ができるという事。
病気の原因になったり、ほぐしすぎると葉と茎と根っこのバランスを崩してしまい、枯れてしまうことも。
ほぐすとほぐさないの間の「かるくほぐす」がおすすめ
そのまま植えてもほとんど変わらないので、お好みでどうぞ。
私は、塊になりすぎていたらその部分だけ軽く解します。
また、植物の種類によっても根っこをいじられるのが嫌いな植物があるので、分からなければそのまま植えてオッケーです。
植え込みます(地面の高さポットの高さを合わせて植えます)

植え穴を開けて、もともとのポットの土の高さと、植え込まれる土の高さが同じになるように植え込みます。
植え込んだら軽く手で押さえてあげてポットの土と、植え込まれる土が密着するようにしてあげます。
この作業を鎮圧すると言います。
湿気に弱い植物は浅く植えて「浅植え」なんてことをします
根の活着を促進する(根っこと土を馴染ませます)

植物用活力剤 リキダスで水やりをします。
活力剤は肥料ではありません。
肥料とは窒素・リン酸・カリウムを含んでおり、活力剤は含んでおりません。
植物を大きくしたいときに使うのが肥料。
植物を元気にしたいときに使うのが活力剤です。
いろんな植物に使えるのでオススメです!
人間で言うところの食物繊維やビタミンやミネラル分です。リキダスは野菜や花の植え付け時にも使えます。
使い勝手が良いのでおすすめです。私は6Lのジョーロにリキダスを適量入れて、水で割ってそのまま水やりしています。
原液では使えず、水で薄める必要があります。
植え込み完了です!

リキダスで水やりをして、ポットに付いていた商品タグを指して完成です。
あとは成長度合いに合わせて、追肥をしたり、水やりをしたり、害虫対策をしたりお世話をしてあげます。
収穫までは三ヶ月ほどのようです。上手く行っても上手く行かなくても続報は記載する予定です。
(追記・記載済み)
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前回の記事【この記事は続き物の2回目です】 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://mizukoblog.com/%e9%88%b4%e3%81%aa%e3%82%8a%e3%82%ad[…]
