戸建て住宅のお庭では芝生が良いですよね。ミズコです。今日は、芝生の高さ管理の考え方を解説します。
- 芝生の1年間の高さ管理の考え方が分かります。
自分のお庭の芝生の高さの管理がしやすくなります。
芝刈りの基本的なルール 1/3ルール
芝生の高さ管理のお話の前に、1/3ルール(さんぶんのいちるーる)について解説します。芝生をあまりにもほったらかしにしていると、かなり伸びてしまい、その状態から1/3以上の高さの芝刈りをすると、軸刈りという状態になることがあります。
軸刈りとは芝の葉っぱの部分ではなく、茎の部分を切断してしまうことです。
植物の成長点を切り落としてしまう状態の事で、それを防ぐために現在の高さより1/3までの高さまでの刈り込みにしましょう。というルールです。
芝生の生育適温
25度から35度程度が生育適温になります。10度以下になるとほぼ生育は止まります。冬場は茶色く地上部は枯れているように見えますが、春になると芽吹いて来るので四季を感じられていいですよね。
春の芝生管理
茶色く枯れているような見た目から、徐々に緑に戻ってきます。高さ管理という点ではほとんどやることがない時期です。冬にやっていなかった人は、ここで地上部の枯れた芝を低い高さで刈り込みを行うといいでしょう。こだわりが特にない人はこれだけでも違います。また、この時期にエアレーションや目土入れ・不陸修正を実施します。高さ管理という点では伸びすぎた場所だけやや高めに刈り込むだけで良いでしょう。
夏の芝生管理
真夏は日照が強く、毎週芝刈りまたは2周間に1回程度の芝刈りが必須となります。芝生の高さを低くすれば低くするほど見た目は美しいですが、芝刈りの労力は大変になります。やや高め位が管理が楽です。芝生はやればやるほど美しくなるのですが、やりすぎて楽しくない、辛いと思う位なら高めに管理するのがおすすめ。芝刈り機の設定高さは20mmくらいでやるとめちゃくちゃ大変です。35mm前後だと楽です。軸刈りだけに気をつけれやれば大丈夫。最も美しい芝生が鑑賞できる季節ですね。
秋の芝生管理
個人的には一番大切な季節だと思っている秋の芝生です。秋は気温が落ち着いてきて、芝生の生育が鈍くなっているように見えます。生育旺盛期から休眠期への以降期間ですね。地上部の葉っぱを使って根に栄養分を蓄えます。来春の芝生の芽吹きのための大切な栄養分を蓄える期間ですね。
高さ管理としては夏の終わりのやや暑さが落ち着いて来た頃から、徐々に芝生の高さを上げていきます。我が家では45mmから65mmの間程度に収まるように高さを上げていきます。
見た目は徐々にもこもこして美しさはダウンします。しかし、この時期に夏と同じように高さを低く刈り込んでしまうと、来春の芽吹きのための栄養を溜め込む光合成の為の葉をカットしてしまうことになり、来春の芝生の芽吹きが遅れてしまったりします。今回の記事で最も伝えたい部分。秋の芝生は低く刈り込まないで!
冬の芝生管理
秋の芝生管理でややもこもこになった芝生ですが、全体的に茶色く枯れ込んで緑の部分がなくなったら、ここで芝刈りを実施します。
全体的に平らに慣らすイメージです。枯れた芝生の地上部は根っこを霜から守る大切な役割もありますので、低すぎはNG。
あくまで見た目もこもこな出っ張ってる部分をカットするだけ。芝刈り機の設定高さは役30mm程度です。
まとめ
芝生の生育に合わせて、芝生高さの管理をしましょう。家の日照時間や、雨の状況。芝刈りをどのくらい実施できるか等で芝生の高さを決めましょう。芝刈り機は高さ調整ができるものがおすすめです。
芝刈りの負担を減らしたいならばやや高めの管理がおすすめです。労力はいくらでも出せるので見た目が良い方がいいのなら低く管理できますが、超大変です。
我が家は低めの管理でしばらくやりましたが、真夏の芝刈りが大変すぎたのでやや高めの管理くらいが気楽で楽だなという結論に落ち着きました。
ただし、夏の終りから徐々に芝高さを上げて養分を根っこに溜め込ませることや肥料・エアレーションなど最低限の管理は行っているので、春先の芝生は近所の日照時間などが変わらないはずの芝生よりも芽吹きが早いです。見た目とかけられる労力のバランスをとって楽しく芝生・お庭を遊びましょう!

1年間の生育サイクルを理解すれば芝生に取って良い状態をキープすることが出来ますよ!
秋の芝生は、低く刈り込み過ぎてしまうと、春の芽吹きが遅くなったり、最悪枯れてしまいますので!ご注意を!